韓国市場の販路拡大へ【サクラエスアイ】
韓国KOSA BIO社と販売代理店契約
サクラグローバルホールディングのグループ企業で、産業・科学分野向けに滅菌装置などを販売するサクラエスアイ(社長=木下正道氏、東京都中央区)は、韓国市場での一層の販売強化を目的に、韓国KOSABIO社(社長=コン・ヒョンソク氏、京畿道南楊州市)と販売代理店契約を締結した。
KOSA BIO社はバイオヘルスケア製品を開発している企業で、製薬・バイオ、生命科学分野へ洗浄滅菌装置や生物安全装置などを販売している。これまでもサクラエスアイの製品を韓国内の企業向けに販売しており、両社は長年にわたり信頼関係を築いてきた。
サクラエスアイではコロナ禍や規制強化などの影響で、韓国内での販売業績の伸長に陰りが見られていたが、今回の契約締結を足がかりに韓国での販売台数をコロナ禍以前より200~300%増加することを見込んでいる。なお、今回の業務提携は産業分野向けの高圧滅菌装置が対象となる。
近年、韓国エネルギー公団(KEA)の輸入検査対象機器に対する規制強化により、圧力容器の輸出に対する審査や検査がより厳格化され、KS規格(ASMEに準拠)に基づく設計審査、工場審査、製造時の立会い検査が求められるようになった。
これに対し、両社は協力して新たな規格への対応を図り、韓国でのサクラエスアイ製品の販売を継続している。今後もサクラエスアイではKOSA BIO社とのさらなる関係強化を進め、韓国での販売拡大を目指す。