岡田理事長ら全役員留任【日本看護用品協会】
「定時総会」で活動計画等決定
日本看護用品協会(理事長=岡田典久氏)は、7月25日㈭午後5時30分から、東京・池之端の東天紅で「令和5年度定時総会」を開催した。令和6年度活動推進計画とそれにともなう会計予算を決定した。任期満了による役員改選は岡田理事長をはじめ全役員が留任した。
総会は冒頭、司会の大月雅彦理事が「出席24社、委任状提出9社の計33社で、会員総数41社の過半数を超えている」と総会の成立を報告した。
開会にあたり、あいさつした岡田理事長は「新型コロナウイルス感染症は5類に分類されたが、感染者が増えているという話も聞いており、医療従事者の方々もまだまだ大変な思いをされていることと存じます。われわれ企業側もコロナや世界情勢によって、原材料や燃料費、人件費が高騰しているが、それを価格に転嫁できない状況で、皆さま方は大変ご苦労をなさっていることと思う」とコロナ禍以前の状況に完全には戻っていないことを憂慮した。
このような状況を踏まえ「この総会もコロナ禍の2020年、21年と開催できず、書面にて総会を続け、2年前にリアルでの総会を復活することができた。やっと皆さまと顔を合わせて活動ができる嬉しさと喜びを実感している。コロナ禍が明けたとはいえ厳しい状況が続いておりますが、皆さまとこの時期を乗り越えていけば、また何か開けてくるのではないかと思う」と述べた。
このあと、岡田理事長を議長に、令和5年度活動・会計・監査報告、令和6年度活動推進計画・会計予算、役員改選――を審議した。各議案とも担当役員が報告、説明を行い、出席会員の承認を経て、全議案とも原案通り可決した。
展示会や資料集制作などを推進
このうち、令和6年度活動推進計画では、同協会の重点事業である展示会の開催について、①日本看護協会通常総会併設「看護フェア2025」(令和7年6月)②第38回日本手術看護学会年次大会(令和6年10月19・20日、札幌コンベンションセンター)で実施する。
そのほかの活動計画としては、▽会員名簿の発行(ホームページの会員ページに掲載)▽日本看護協会発行の「協会ニュース」を毎月、会員各社に送付▽ホームページの充実▽「看護・医療用品」資料集2025年版を制作し展示会などで配布▽協会パンフレットの作成▽研修会の開催――などの活動を決定した。
また、役員改選では現役員体制で、もう1期(2年間)続投することが了承された。
日本看護用品協会「役員」
(令和6~7年度)
⦿理事長
岡田 典久(オカダ医材)
⦿副理事長
新井 健介(新井製作所)
⦿理 事
大月 雅彦(アトムメディカル)
河村 郁夫(泉工医科工業)
小山 拓也(松吉医科器械)
中村 聡史(あしかメディ工業)
泉 勇三郎(村中医療器)
⦿顧 問
今村 清(eastsidemed)