医理化硝子業界

総会で決算報告承認【関谷理化協力会】

研修旅行でゴルフを予定

理化学硝子製品、硝子素材の総合問屋である関谷理化(社長=関谷幸樹氏、東京都中央区)と協力メーカーで組織する関谷理化協力会(会長=富山裕明・富山科学工業社長)は、6月21日㈮午後6時から、東京・日本橋馬喰町の鳳凰軒で「総会」を開催した。

総会開会にあたり、あいさつした関谷社長は「当会の次回、研修旅行は岩手方面を予定しているが、その中で初めての試みとしてゴルフを旅行に絡め、ゴルフ組は前乗りしてゴルフをして、翌日に観光組と合流することを考えている。ご意見などあればお聞かせ願いたい」と述べた。

また、自身が代表を務めるクラフトジンを酒造する深川蒸留所でクラウドファンディングを始めたことに言及し「酒造専用の大型のエバポレーター(回転式蒸留装置)を作り、減圧蒸留のクラフトジンを造ることに挑戦している。開発したエバポレーターは硝子の部分が多い設計で、理化学硝子製品や理化学硝子加工についてアピールできる製品となっている。エバポレーターを酒造専用にカスタマイズできることを発信しながら理化学硝子の加工の仕事につなげていければと考えている。今回初めてクラウドファンディングを取り入れたのでホームページを見ていただければと思う」と説明した。

そのほか「現在、切子硝子のインバウンド需要が伸びている。同じ硝子というくくりであっても、理化学硝子はインバウンド需要に向いてない部分もあるが、インバウンド向けにアイデア商品を作り商売につなげていければと考えている」と語った。

このあと、総会では第44期会計・事業報告と第45期事業計画を原案通り、承認した。

ここで、AGCテクノグラス・コンシューマ本部の福澤達雄本部長が〝乾杯〟を行い、懇親会は開宴した。参加者らは中華料理に舌鼓を打ちながら、理化学硝子業界の景気動向などについて情報交換を行った。ひとときの歓談のあと、碇谷康治副会長の〝一本締め〟で閉会となった。