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「2024年度定時総会」開催【日本医療機器学会】

次期大会は来年6月にパシフィコ横浜で

「2024年度定時総会」での審議の様子

日本医療機器学会(理事長=高階雅紀氏)は、第99回日本医療機器学会大会の初日の6月20日㈭午後4時30分から、大会会場に隣接するヨコハマグランドインターコンチネンタルホテルで「2024年度定時総会」を開催した。次期100回大会は加藤伸彦氏(北海道情報大学准教授)を大会長に、来年6月12~14日にパシフィコ横浜で開催することが報告された。

総会は岩田誠事務局長が代議員の出席状況について「出席62名、議決権行使書提出64名の計126名で、代議員総数139名の過半数を超えている」と総会の成立を告げ、高階理事長が議長となり議案の審議に入った。

総会での審議事項として2023年度決算報告を福田修一財務委員長が説明して承認、可決した。そのほか、報告事項として、2023年度事業報告を高階理事長、監査報告を本田宏志監事、2024年度事業計画を各委員長、同損益予算を福田財務委員長が、それぞれ報告した。

加藤次期大会長

このうち、2024年度事業計画では、次期100回大会は加藤伸彦氏を大会長に2025年6月12日㈭~14日㈯の3日間を会期に、今大会と同じ神奈川県のパシフィコ横浜で、次々期101回大会は本田宏志氏(ニチオン社長)を大会長に2026年6月4日㈭~6日㈯の3日間を会期に千葉県の幕張メッセで、それぞれ開催することが報告された。

これを受けて、加藤次期大会長は「今後、開催に向け準備を鋭意続けてまいります。何か企画やご提案がありましたら、ご一報いただければと思います」と述べ、次期大会への協力を呼びかけた。

2023年度褒章者などを表彰

「2023年度褒章者表彰式」の模様

また、総会では「2023年度褒章者表彰式」が行われた。今回は論文賞に『既存の電流監視装置の機能を拡大した電流モニタリングシステムの開発』で本塚旭氏ほか、『病院の医療機器と職員の体制が新型コロナウイルス患者受入れに与える影響』で安原洋氏ほか、著述賞に『FUSE資格者が教える電気メス~使いこなすための原理と意外と知らないリスク』で渡邊祐介氏、『手術医学~手術室をめぐる新たな医療マネジメント』で安原洋氏が、それぞれ受賞した。

さらに、日本医科器械資料保存協会の「2023年度医科器械史研究賞表彰式」も行われ『歴史から学んだ高性能血液浄化器開発の秘鑰』で酒井清孝氏が受賞した。

そのほか、名誉会員と功労会員の授与式が行われ、名誉会員に大久保憲、菊地眞、藤井昭の3氏を、功労会員に小野哲章氏を、それぞれ称号授与した。