「第26回定時代議員会」を開催【医器販協】
2023年度事業・決算報告を承認
日本医療機器販売業協会(会長=山下尚登氏、医器販協)は、6月19日㈬午後2時30分から、東京・大手町のLEVEL XXIで「第26回定時代議員会」を開催した。代議員会では2023年度事業・決算報告、役員の選任を承認した。
代議員会の冒頭、あいさつした山下会長は、昨年5月に新型コロナウイルス感染症が5類に移行し、それにともない医器販協も各部会・委員会が活発に活動を行っていることを報告した。
特に、厚生労働省医薬産業振興・医療情報審議官の意見聴取の場である『医療機器の流通改善に関する懇談会』(流改懇)に医器販協から4名の構成員が参加していることにふれ「医器販協も議論に参加し、流通に関わる販売業としての問題点を指摘し、その対策を提案した。また、その中で前回の流改懇で透明性の部分を指摘されていたが、それについては『適正使用支援ガイドライン』の作成を報告した。そして、昨年12月14日付けで医療機器の物流2024年問題についての通知が発出され、その中に適正使用支援ガイドラインの活用の文言を入れていただいた」と報告した。
このあと、齋藤匡人専務理事が「代議員総数210名中、出席70名、委任状提出139名」と代議員会の成立を告げ、山下会長が議長となり議案の審議に入った。議案は2023年度事業・決算報告と役員の選任で、事業・決算報告は事務局から報告があり、原案通り承認、可決した。役員の選任は2023・2024年度役員候補が発表され、新役員体制(下記参照)が決定した。
次いで、報告事項として、理事会で審議済みの2024年度事業計画・事業予算が報告された。このうち、24年度事業計画では重点課題として、①医療機器の流通の諸課題に対する具体的対策②医療業界のICT化に向けての対応および推進③DXへの対応など考慮した継続的研修の実施④大規模災害、感染症発生対策および緊急時の供給体制確保の検討⑤医薬品医療機器等法への対応⑥価格調査、調整幅および価格改定の毎年実施問題への対応⑦企業倫理行動指針の遵守⑧医療機器業公正競争規約の遵守⑨医器販協組織のあり方の検討⑩業界の認知度の向上と人材確保の検討――を挙げ、課題解決に向けた活動を医器販協の部会・委員会・研究会で実施していく計画だ。
日本医療機器販売業協会
2023・2024年度役員
⦿会長
山下 尚登(山下医科器械)
⦿副会長
小西 賢三(小西医療器)
阿部 篤仁(クロスウィルメディカル)
五嶋 淳夫(やよい)
⦿常任理事
冨木 隆夫(冨木医療器)
服部 昌樹(名古屋医理科商会)
尾形 龍紀(四国医療器)
国分 雅広(サンメディックス)
八神 徹(八神製作所)
⦿理事
竹山 茂樹(竹山)
米沢 英明(ムトウ)=新任
柴田 清孝(シバタインテック)
佐藤 一(オーリンク)
益子 和大(日成メディカル)
栗原 勝(栗原医療器械店)
秋沢 英海(ウイン・インターナショナル)
髙橋 一巳(MMコーポレーション)
上條 栄規(上條器械店)
宮本 治郎(丸文通商)
住吉 進也(協和医科器械)=新任
一幡 泰隆(三笑堂)
宮野 哲(宮野医療器)
森川 卓(いわしや森川医療器)
堀井 啓(大黒)
藤本 憲和(西日本メディカルリンク)
吉原 徹(シーメック)
髙井 達朗(東京ダイヨー器械店)
尾形 慎哉(シバタ医理科)
二之宮義泰(イノメディックス)
諸平あゆみ(マコト医科精機)
河野 和行(河野医科器械)
海井 朗弘(海井医科器械)
市川誠一郎(アイティーアイ)
秦 一(琉球光和)
⦿専務理事
齋藤 匡人(日本医療機器販売業協会)
⦿監事
大森 森次(大森器械店)
佐藤 英輔(丸木医科器械)