代表幹事に美濃島氏就任【JMIAユースアップの会】
「定時総会」で事業計画・予算を決定
日本医療機器協会(日医機協)に加盟する企業の若手経営者や幹部役員らで組織するJMIAユースアップの会(代表幹事=新井健介氏)は、4月15日㈪午後6時から、東京・湯島の東京ガーデンパレスで「令和6年度定時総会」を開催した。総会では役員改選を行い、新井代表幹事が監査役に退き、美濃島正浩副代表幹事が新代表幹事に就任した。
総会は司会の岩田雅人監査役が「会員総数30名中、委任状提出を含め出席24名」と総会の成立を宣言し、開会した。
最大限の効果が出る事業を推進
これを受け、あいさつした新井代表幹事は前年度を振り返り「昨年の総会で承認いただいた事業計画と予算について、幹事会で協議を重ね会員の皆さまにプラスになるような、お預かりした会費で最大限の効果が出る事業を企画させていただいた。ウイズコロナでしたが慎重に色々なことを進めながらも、多くの事業ができたと感じている」とコロナ禍後に活発な活動を展開できたことを報告した。
会員数の増強に向けては「現在は会員総数30名で、少数精鋭で活動しているが、私が入会した当時はかなり多くの会員がいた記憶がある。私も2年後には卒業となるので、今後は多くの若い方を迎え入れ、今まで以上に活発な活動ができるようにしていきたい」と語り、会員数の拡大に向け協力を呼びかけた。
このあと、新井代表幹事を議長に議案の審議に入った。令和5年度事業報告を串畑恭平幹事、同収支決算報告を松井周平幹事、令和6年度事業計画を児島亮幹事、同収支予算を田中政俊副代表幹事がそれぞれ報告、説明を行い、原案通り承認、可決した。
このうち、令和6年度事業計画では▽会員数拡大活動▽学校展示会の開催▽研修旅行の開催▽ホームページの充実▽若手会員の育成▽親会との連携▽大阪医療機器協会目指志会との交流――などの事業の実施を決議した。
一方、役員の改選では幹事の新井、串畑、美濃島、松井の4氏と監査役の岩田氏が任期満了で退任することにともない、新幹事に美濃島(再任)、松原、村岡の3氏を、新監査役に新井氏を選出した。新役員らの互選により、新代表幹事に美濃島氏、新副代表幹事に田中、松原の2氏が選出された。(新役員体制は下記参照)
新規会員を獲得し事業を一層活発に
総会終了後は懇親会が催され、来賓として親会である日医機協の正副理事長が参加した。開会にあたり、新代表幹事に就任した美濃島氏があいさつに立ち「今年度の活動については先輩方が残してくれた大事な事業である学校展示会や研修旅行などを継承しながら、コロナ禍で立ち上げたホームページなどを充実していきたい」と抱負を述べた。
また「私は数年前に当会に入会してから会員の皆さまとの良い縁に恵まれ、いろいろなことを教えていただいたり、共に勉強したり、非常に有意義な時を過ごすことができている。私が経験したことを若い方にも経験していただきたく、新規会員の獲得に力を入れていきたい。勉強会などに関しては会員が自社の同僚を誘って参加できるようなオープンな企画も考えている」とし、活動への協力を呼びかけた。
ここで、来賓の日医機協の中島孝夫理事長が「ユースアップの会は21世紀の始まった2001年に発足。21世紀はこれからの若者に託す世紀ということでユースアップの会がスタートした。あらゆる団体には後継の人材が必要となり、日医機協もどんどん高齢化しているので心配しているが、ユースアップの会にはすばらしい人材が多いので期待している。新しい代表幹事のもとユースアップの会が一層発展することを祈念する」と述べたあと〝乾杯〟の発声を行った。
開宴した会場では参加者らがグラスを傾け合い、それぞれに情報交換と親睦を深めた。ひとときの歓談のあと、元代表幹事の長谷川亮氏の〝三本締め〟で閉会となった。
JMIAユースアップの会「新役員」
■代表幹事
美濃島正浩(美濃島工業)
■副代表幹事
田中 政俊(ジェスコ)
松原 英雄(アトムメディカルヒューケア)
■幹事
船橋 聡(ユーワークス)
遠藤 一紀(松吉医科器械)
児島 亮(プルデンシャル生命保険)
村岡 梢(オカダ医材)
■監査役
新井 健介(新井製作所)
■顧問
今村 逸朗(アカイシ)