技術・製品

手術用顕微鏡システム開発ーソニー・オリンパスメディカル

4K、3Dビデオ技術を搭載

ソニーイメージングプロダクツ&ソリューションズ(社長=石塚茂樹氏、東京都港区)とオリンパス(社長=笹宏行氏、東京都新宿区)の医療事業に関する合併会社であるソニー・オリンパスメディカルソリューションズ(社長=津末陽一氏、東京都八王子市)は、4K、3Dビデオ技術を搭載した「手術用顕微鏡システム」を3社協業で開発した。高精細で立体的なデジタル画像で緻密な手術を支援する。

新製品はオリンパス製の手術用顕微鏡『オーブアイ』のブランド名で、10月上旬からオリンパスの販路を通じて、日本と米国で順次発売する。3社協業で開発した製品としては2015年に発表した4K技術搭載の外科手術用内視鏡システムに次ぐ製品となる。

オーブアイは従来の光学式が中心だった手術用顕微鏡システムに対する新たな提案として、ソニーが持つ4Kや3D映像技術、小型化技術と、オリンパスの持つ外科領域の各種ノウハウや知見を融合し、開発した。

特長は4K、3Dの高精細デジタル画像で、緻密な手術をサポートするほか、大型55インチモニターでの観察により、術者の疲労軽減とチームサージャリーに貢献する。顕微鏡部の大幅な小型化(従来機体積比95%減)を実現し、広い手術空間の確保やセットアップ時間を短縮する。