技術・製品

医療用コンテナーの新タイプ【サカセ化学】

院内感染防止へ

サカセ化学工業(社長=酒井哲夫氏、福井県福井市)は、保有するスーパーエンジニアリングプラスチック(スーパーエンプラ)成形技術を活かし、院内感染防止のため使用される密閉コンテナーの新商品「PIC―15」を開発した。

スーパーエンプラは耐熱・耐薬品性・強度にすぐれた樹脂で、特に軽量化を目的として金属やガラスの代替利用が各分野で進んでいる。

PIC―15は軽量で中身の確認が可能な透明樹脂製コンテナーの中でも、さらに取り回しやすいサイズの要望を受けて製品化された。卓上の滅菌装置に対応できることから総合病院以外の診療所や歯科医院、動物病院などでも活用が可能となる。