「12月例会」を開催【関谷理化協力会】
メイドインジャパンの技術の発信を模索へ
理化学硝子製品、硝子素材の総合問屋である関谷理化(社長=関谷幸樹氏、東京都中央区)と協力メーカーで組織する関谷理化協力会(会長=富山裕明・富山科学工業社長)は「12月例会」を12月1日㈮午後6時から、日本橋のうなぎ割烹・大江戸で開催した。
開会あいさつで関谷社長は今年を振り返り「2023年のスタート時点では、新型コロナウイルス感染症がまだ2類で、色々と制限のある中での動きでしたが、ゴールデンウィーク明けから5類に変わり、急激に正常化し元の方向に戻る動きが進んできたと思う。コロナ禍の3年間で色々なことが変わったが、この業界にとってはプラス要素の方が大きかったと思う。理化学関係の商社さんから話を聞くと『やはりコロナに関する商売が大きく動いた』とのことなので、その点はすごくプラスだったと思う」と回顧した。
また「輸出が強い日本の中で、特にトヨタさん周辺は非常に景気が良かったと聞いている。当業界は不況に強く、何か有事が起きても安定して商売ができる、ということはすごく恵まれており、こういう商売をスタートしてくれた祖父にも感謝したい。この関谷理化協力会も祖父が立ち上げ、硝子の加工と素材を作るメーカーさんと、それを使用して加工する職人さんをつなぐ大事な会として継続していきたい」と語った。
来年に向けては「2 024年は色々なことのスピードが上がり動いていくと思われるが、インバウンドで多く方が来日するので、メイドインジャパンの技術を外に発信していく道を作っていければと思う」と述べた。
このあと、富山会長のあいさつ。AGCテクノグラス・コンシューマ本部の福澤達雄本部長が『乾杯』の発声を行い、開宴した。参加者らは来年の抱負を語りながら、和やかに歓談した。最後に碇谷康治副会長の『三本締め』で散会となった。