企業活動

「16回サクラ病理技術賞」公募開始【サクラファインテックジャパン】

病理学的検査・技術の活動支援へ

病理検査機器・器材のトータルサプライヤーであるサクラファインテックジャパン(社長兼CEO=石塚悟氏、東京都中央区)は、来年で16回目となる「サクラ病理技術賞」の公募を開始した。公募期間は2024年1月12日㈮まで。詳細は同社Webサイト(https : //www.sakura-finetek.com)を参照のこと。

サクラ病理技術賞は2008年に同社が創設した褒章制度。病理学的検査・技術に関するさまざまな活動を支援することを目的に、病理技術者やその団体、研究者を対象として、学術研究のみならず地域活動や後進育成など幅広い活動の中から特に優れた成果を挙げた病理関係者らを表彰している。

第9回からは自薦による公募制度を導入し、選考対象となる候補者を募集している。また、第13回からはサクラ病理技術賞の表彰対象を拡大し、ゲノム医療に代表される先進的治療や標準化による安全管理、AIなどの新しい技術導入についての成果や功績も対象としている。

選考に関しては「全国大学病院病理部技術者連絡会」内に設置された「サクラ病理技術賞選考機構」が選出した選考委員(非公開)による審査を経て受賞者を決定する。

なお、前年度(第15回)までの受賞者は、延べ42名・3団体となる。

15周年記念企画をHPに掲載

また、サクラ病理技術賞の15周年を記念して、特別企画「サクラ病理技術賞と私」をWebサイトに公開した。過去の受賞者や関係者へのインタビュー記事をシリーズとして掲載する。

第1回「病理の未来を考える―サクラ病理技術賞と私―」は、座談会形式で行われ、第14回サクラ病理技術賞を受賞した雨宮健司氏(山梨県立中央病院ゲノム解析センター)と木下勇一氏(和歌山県立医科大学附属病院中央検査部病理診断部門)、新人賞の髙島光徳氏(熊本県ヒトレトロウイルス学共同研究センター)、第8~15回選考委員長の松野吉宏氏(北海道大学病院病理部部長)、第16回からの選考委員長の牛久哲男氏(東京大学大学院人体病理学・病理診断学教授)の5名が、サクラ病理技術賞の存在意義や将来への展望などについて語っている。