医理化硝子業界

「第72回全国大会」は来年10月に京都で【日本理化学硝子機器工業会】

「令和5年度夏季全国理事会」での審議の様子

令和5年度「夏季全国理事会」を開催

全国の理化学硝子専門メーカーで組織する日本理化学硝子機器工業会(会長=中村剛氏、東京都墨田区、NRGK)は、9月2日㈯午後2時から、東京都墨田区の国際ファッションセンタービルで「令和5年度夏季全国理事会」を開催した。理事会では「第72回全国大会」を令和6年10月12日㈯~13日㈰に京都で開催することを決定した。

理化学硝子職人の育成を検討へ

中村会長

理事会は竹内信夫専務理事の司会で進行。開会にあたり、あいさつした中村会長はアメリカの理化学硝子加工者団体であるASGS(米国理化学硝子技術者協会)の年次大会に参加したことにふれ「年次大会の期間中に7か国の代表者が集まり、インターナショナルミーティングを行った。ミーティングで議題になったのが後継者不足の問題で、どこの国でも理化学硝子職人が減少している。皆さん真剣に悩んでいて、今後、どうやって理化学硝子職人を育てていくのか、理化学硝子業界に興味を持ち入ってきてもらうためにはどうしたらいいのか、など参加者間で意見交換を行った。後継者不足や人材育成は、当工業会にとっても重要課題の1つなので、今後、活発な議論をしていきたい」と述べた。

このあと、定款により中村会長が議長となり、議事録署名人に池田豊治常任理事、志賀秀吉理事を指名し、議案の審議に入った。

議案は①役員に関する事項②第71回全国大会終了報告③第72回全国大会開催要項④令和5年度事業推進並びに予算⑤次期大会(第73回全国大会)について⑥次期理事会開催の件――など。各議案とも担当役員が報告、説明を行い、原案通り承認、可決した。

このうち、②の第71回全国大会終了報告は担当した中国・九州支部の濱地信支部長が、大分県日田温泉で開催した同大会の内容について収支決算を含め報告した。

③の第72回全国大会開催要項は、担当する京都支部の中村延一支部長が、令和6年10月12日㈯・13日㈰の日程で、京都ホテルオークラで開催すると発表した。スケジュールなど詳細は来年3月開催の冬季理事会で決定する。また、同工業会では例年、9月に夏季理事会を開いているが、第72回全国大会が10月開催のため、全国大会の開会前に理事会を開くこととした。

⑤の次期大会(第73回全国大会)については、東京で開催することを決めた。

⑥の次期理事会開催の件は、令和6年3月2日㈯に東京(会場未定)で開催することを決めた。