業界団体

「第19回アジア科学機器業界団体会議」開催【日本科学機器協会】

台湾、韓国、タイの友好団体が来日

「第19回ASIC」の参加者

日本科学機器協会(会長=長谷川壽一氏、JSIA)は、最先端科学・分析システム&ソリューション展「JASIS2023」の開催期間中、JASISの視察で来日した海外友好団体の台湾、韓国、タイの科学機器団体メンバーと親睦交流を図ることを目的に、9月6日㈬午前11時30分から、展示会場に隣接する東京ベイ幕張アパホテルで「第19回ASIC(Asia Scientific Instruments Conference=アジア科学機器業界団体会議)」を開催した。

来日した友好団体は台北市儀器商業同業公会、韓国科学機器工業協同組合、サイエンス・アンド・テクノロジー・トレード・アソシエーション(STTA=タイ)の3団体と、オブザーバーとして中華民國儀器公會全國聯合會、高雄市儀器商業同業公會の2団体。

ASICの開会にあたり、あいさつしたJSIA国際委員会の下平克彦委員長は「台北市儀器商業同業公会では昨年10月に『第15回台北国際儀器展』を開催された。COVID―19のパンデミックという非常に困難な時期に、盛大に開催されたことに心から敬意を表する。韓国科学機器工業協同組合は来年に創設40周年を迎えられるとのこと、誠におめでとうございます。STTAはちょうど『タイランドラボ』という展示会を開催されている時で、役員の皆さまの来日はかないませんでしたが、元理事長のデラーケさんに起こしいただいた。機会があればタイランドラボに伺いたい。また、オブザーバーの2団体からもご出席いただきありがとうございます」と友好団体メンバーの来日を歓迎した。

次いで、来日した台北市儀器商業同業公会の賴奇南理事長が「新型コロナウイルス感染症のパンデミックの影響で4年間延期されたASICに代表団を率いることができ嬉しく思う」、韓国科学機器工業協同組合のChoi・Junhwan代表が「ASICの親睦と交流を通して私たちはより一層強化された国際的な協力が成し遂げられると信じている」、STTAのDerake・Wong chinsri相談役が「ASICメンバーとしての20年以上のパートナーシップを通じて、私たちは友情と相互利益が持続可能で成長とともに著しく進歩している」と、それぞれにあいさつした。

このあと、ゲストの国際機関日本アセアンセンターの石田靖・貿易投資クラスター事業統括長代理が、日本アセアンセンターの活動内容やアセアン各国を紹介するプレゼンテーションを行った。

ここで、乾杯に立ったJSIAの長谷川会長は、来年でASICが30周年を迎えることに言及し「ASICはこれまで30年間にわたり、相互訪問や主催展示会でのブース交換などを通じ、情報交換と交流を行ってきた。今後も協力関係を継続し、できる限り有益となる具体的な施策を検討していきたい」と述べたあと〝乾杯〟の発声を行った。

開宴した会場では参加者間で活発的なコミュニケーションを図りながら、アジア地域の科学機器業界の発展に向け、情報交換のうちに親睦を深めていた。