表彰

「第6回日本医療研究開発大賞」【内閣府】

メディカロイド、トプコンなど受賞

内閣府は「第6回日本医療研究開発大賞」を発表した。今回、医療機器企業からはメディカロイドの「手術支援ロボットhinotoriサージカルロボットシステム」が『厚生労働大臣賞』を、トプコンの「眼科用光干渉断層計」が『経済産業大臣賞』を、それぞれ受賞した。

メディカロイドは、国内外の医療従事者からの要望やアイデアを日本の産業用ロボット技術を活用することで実現し、国産で初めて手術支援ロボットシステムの量産化に成功したことが評価された。

トプコンは、従来の眼底カメラの平面情報に加え、眼底の高精細な3次元立体像(断層情報)を非侵襲で撮影できる眼科用光干渉断層計装置を開発。緑内障などの眼疾患の早期発見や疾患管理に極めて有用な診断装置となり、眼科医療への急速な普及が進み、患者の〝クオリティ・オブ・ビジョン〟の維持に貢献したことが評価された。

日本医療研究開発大賞は医療分野の研究開発に多大な貢献をした事例の功績をたたえることにより、国民の関心と理解を深めるとともに、研究者などのインセンティブを高めることを目的に、2 017年度から実施している表彰制度。