23年度事業計画・予算を推進へ【JIRA】
「23年度定時社員総会」開催
日本画像医療システム工業会(会長=山本章雄氏、東京都文京区、JIRA)は、6月1日㈭午後3時30分から、東京・大手町のKKRホテル東京で「2023年度定時社員総会」を開催した。総会終了後には「23年度JIRA会長表彰式」を挙行した。
総会は司会の稲葉潔専務理事が「会員総数210社中、議決権行使書の提出101社、出席32社の計133社」と総会成立を宣言した。
このあと、山本会長が議長になり、議事録署名人に門原、野口両理事を指名し、議案の審議に入った。議案は22年度計算書類承認の件と、役員の一部変更承認の件の2件。審議の結果、原案通り可決した。
役員の一部変更承認では、理事会社の担当者の変更にともない岡本雄平(コニカミノルタジャパン)、園木清人(島津製作所)、前田賢(マエダ)の3氏が、新理事に就任した。
また、総会では報告事項として、22年度事業報告と23年度事業計画・予算が報告された。
このうち、2023年度事業計画では、JIRAの重点課題として、①技術の進展や医療現場のニーズを踏まえた将来の医療現場への貢献②会員企業の開発意欲を促進する環境整備③環境変化に伴う共通課題に対する会員企業への支援――の3点を挙げ、各課題解決に向けた各種活動を展開していく。
具体的には、①の技術の進展や医療現場のニーズを踏まえた将来の医療現場への貢献では、診断支援技術の適用拡大や、人工知能の市販後性能の維持・向上の仕組み構築などに取り組んでいく。
②の会員企業の開発意欲を促進する環境整備では、保険償還における予見性の確保や、法規制解釈ガイドライン作成を推進する。
③の環境変化に伴う共通課題に対する会員企業への支援では、部材調達や、物流、脱炭素など環境負荷の低減、人材育成などを促進していく。
そのほか、22~23年度に向けた外部環境変化として、コロナ対策の各種制限の段階的緩和や、ロシアによるウクライナ侵攻、医療機関を狙ったサイバー攻撃の増加、円安や世界的な物価高によるコスト上昇――などに注視しながら、会員との情報共有、協働を進めていく。
総会終了後は「23年度JIRA会長表彰式」が行われ、JIRAの発展、運営に貢献した10名、3グループに山本会長から表彰状が贈呈された。
【23年度JIRA会長表彰受賞者】
▽木村純一(医建エンジニアリング)
▽松村友隆(ブレインラボ)
▽小林一博(コニカミノルタ)
▽勝野泰裕(キヤノン電子管デバイス)
▽小柳諭(富士フイルムヘルスケア)
▽中野信一(キヤノンメディカルシステムズ)
▽前田一哉(EIZO)
▽村地正行(三協)
▽村上邦臣(モリタ製作所)
▽一條啓介(コニカミノルタジャパン)
▽SSDE規格開発グループ(代表=三ツ井敬策)
▽JIRAプログラム規制対応WGCADeチーム(代表=中島京子)
▽放射線治療計画プログラム認証基準対応チーム(代表=大塚珠央)