令和5年度事業計画・予算を打ち出す【東京理化学硝子器械工業協同組合】
「第62回通常総会」を開催
理化学用硝子製品の製造業者で組織する東京理化学硝子器械工業協同組合(理事長=池田高樹氏、東京都墨田区、TRGK)は、5月30日㈫午後5時30分から、東京・墨田区のすみだ産業会館で「第62回通常総会」を開催し、令和5年度事業計画・収支予算を打ち出した。
総会冒頭、司会の寺田卓理事に促され、あいさつに立った池田理事長は「先日、TRGKシン大硝会でハワイを訪れた時、非常に物価が高いと感じた。全ての物価が高く、特に食品関係が顕著だった。このことを考えると、日本も2、3年後には現在の2、3倍に物価が上がってくると思われる。その時に私たちの給料は(物価上昇に)追いついているのか、また社員の給料や働き方はどうなっているのか、近い将来を予測して今後、考えていく必要があるだろう」と述べ、今後の物価動向を憂慮した。
自身が理事長に就任して1年が経過したことにふれては「残り1年かけて次期2年の始まりまでの準備を進めていきたい。大事な1年になるので、皆さまには参加とバックアップをお願いし、組合活動に思いを乗せていただきたい」と組合事業への理解と支援を呼びかけた。
このあと、遠藤隆之理事が「組合員総数41名中、出席22名、委任状提出11名」と総会成立を報告。佐野正晃理事が議長となり、議案の審議に入った。
議案審議では令和4年度事業報告を竹内信夫専務理事、同決算報告を古川雄次理事、監査報告を松本ひろ子、市川悟の両監事、令和5年度事業計画を各委員会委員長、同・収支予算を志賀秀吉副理事長が、それぞれ報告、説明を行い、全会一致で承認、可決した。
また、借入金額の最高限度額や、一組合員に対する貸付金額の最高限度並びに貸付手数料率、加入手数料、役員報酬――などの件は竹内専務理事が説明し承認、可決した。
このうち、令和5年度事業計画では▽加工技術の研究開発、情報収集▽工場見学会、ガラス加工技術研修会の開催▽共同購買事業の充実▽需要の開拓、新商品の開発▽組合員に対する貸付、リース業務▽総会、新年会などの開催▽家族レクリエーションの開催▽すみだガラス市への参加出展▽広報誌の発行▽第71・72回全国大会への参加▽研修会・講習会の開催▽シン大硝会の開催▽青硝会の開催――などの活動の実施を決定した。