DE&I推進を強化【テルモ】
取り組む重点4分野を選定
テルモ(社長=佐藤慎次郎氏、東京都渋谷区)は、DE&I(ダイバーシティ〈多様性〉・エクイティ〈公平性〉・インクルージョン〈包摂性〉)のさらなる推進のため活動を強化する。
テルモでは2026年度を最終年度とした5か年成長戦略で「デバイスからソリューションへ」というビジョンを掲げている。そのために必要な革新的なアイデアやソリューションを生み出していくため、多様なアソシエイト(社員)が個々の違いを尊重し、互いに敬意を持ち、1人ひとりが本来の力を発揮し合えるよう職場環境を整える。
これまでのダイバーシティ推進室を「DE&I推進室」に名称変更し、4つの重点分野を選定し、今後グループ各社で活動を進化させる。
また、女性活躍推進に注力した各種施策を加速させ、達成目標の1つとして、5か年成長戦略で掲げた女性管理職比率目標を上方修正し、26年度末までに13%を目指す。
なお、テルモが選定した4つの重点分野は次の通り。
【4つの重点分野】
①帰属意識・一体感=グループ各社におけるARG(女性社員やLGBTQなど当事者が部門を越えて主体的に形成・交流するグループ)設置の促進
②インクルーシブリーダーシップ=各経営役員による具体的な取り組み目標の宣言と実行
③制度・手法=DE&Iの観点により、グループ各社の人事に関する制度・手法の見直し
④コミュニケーション=社内外コミュニケーションの強化