企業活動

中期経営計画「VISION2019」策定ー富士フイルムホールディングス

ヘルスケア領域で売上5000億円めざす

富士フイルムホールディングス(社長=助野健児氏)は、2019年度を最終年度とする17~19年度の中期経営計画「VISION2019」を策定した。

VISION2019ではイメージング・インフォメーション・ドキュメントソリューションに属する各事業を『収益力の向上』、『さらなる成長の加速』、『未来を創る投資』の3つのステージに位置付け、事業成長を加速させる。

業績目標としては19年度に売上高2兆6000億円をめざす。このうち、ヘルスケア領域では売上高5000億円、営業利益400億円、営業利益率8%を計画している。

ヘルスケア領域の中で、メディカルシステム分野に関してはX線画像診断装置や内視鏡、超音波診断装置、体外診断システム――など他社にない医療機器をラインアップし、競争優位性の高い医療ITなどを合わせた総合力を活かして、顧客へのソリューションの提案を展開していく。

また、新興国市場のニーズにマッチした製品・サービスの提供により、年率7%の売り上げ成長をめざす。そのほか、医用画像データなどを最大限に活用した医療ICTビジネスを強化する。