透析医療やヘルスケア関連製品の開発強化【日機装】
「メディカル技術センター」開設
日機装(社長=甲斐敏彦氏、東京都渋谷区)は、全事業の研究・技術開発機能を担う「日機装技術研究所」を東京都東村山市に設立した。これにともないメディカル事業の研究開発機能を静岡県から同研究所内に移管し、メディカル事業の新しい研究開発拠点「メディカル技術センター」を開設した。
同社のメディカル事業は透析医療やヘルスケア関連製品を取り扱っている。今後、ますます高度化する医療に対応してイノベーションを創出し、新しい技術で医療に貢献するため、新たにメディカル事業の技術開発拠点としてメディカル技術センターを開設した。
メディカル技術センターでは、これまで培ってきた透析医療技術を、次の世代につないでいくための『交流』、さらなる技術革新に向けた若い世代の技術者同士の『交流』、社外の先進的な企業やアカデミアとのオープンイノベーションによる『交流』など、社内外の『交流』を推進し、5年先、10年先を見据えた基幹技術の開発を目指していく。
また、仕事内容や目的に合わせてオフィス内で作業するワークスペースが選択できるほか、設計から試作、検証までを行き来しやすくするために執務室と試験室を隣同士に配置しガラス張りの仕切りにするなど、オープンな環境を実現した。
さらに、建物内に在席管理システムを導入し、誰がどこで何をしているか、誰と誰が交流しているかなどがリアルタイムでインドアマップに表示され、適時、PCやスマートフォンで確認できる。これにより、技術者間の能動的なコミュニケーションや業務の効率化に有効に作用させていく。
【「メディカル技術センター」の概要】
▽住所=東京都東村山市野口町2―16―2
▽建設面積=約2,154平方㍍
▽延床面積=約5,748平方㍍
▽投資総額=約32億円