技術・製品

手指骨折の処置に新選択肢【アルケア】

指一本専用「ギプス包帯」発売

指1本専用のギプス包帯「ライトスプリント・フィンガー」

アルケア(社長=伊藤克己氏、東京都墨田区)は、指1本専用のギプス包帯「ライトスプリント・フィンガー」を開発し、販売を開始した。日本人の手の寸法データを基に、設計と水硬性のガラス繊維素材の変更により、同社従来品に比べ手指の形状へのフィット感と簡便性が高まり、手指骨折の支持・固定においてフレキシブルな処置が可能となった。

ライトスプリント・フィンガーの特徴は、指1本分の芯材幅設計により、手指のカーブ形状へのフィット性が向上したほか、硬化前はやわらかく、治療に適切な位置を保ちながら、手指形状に沿わせた固定を可能にした。

さらに、単層のガラス繊維を採用したことで、芯材が切断しやすく、断面の繊維のバラつきが抑えられる。アルミ素材の同社従来品(副木)と比較して同等の強度を維持している。

ライトスプリント・フィンガーのサイズは幅1.8㌢㍍×長さ20㌢㍍。価格は5枚入りで7,150円。