書籍

「150周年記念誌」刊行【サクラ精機】

未来へ伸びるサクラグループへ

「サクラ精機150周年記念誌」

サクラグローバルホールディング(会長=松本謙一氏)グループの中核企業であるサクラ精機(社長=東竜一郎氏)は、約400年前の江戸・寛永年間(1624年~1644年)に「鰯屋(いわしや)」の屋号をもつ薬種店を始祖とし、連綿と家業を続けてきた。

その後、明治4年(1871年)に、いわしや松本市左衛門店(薬種商)の中で、松本儀兵衛氏が医療器械専売部門を創設してから、昨年2月で150周年を迎えた。これを記念して「サクラ精機150周年記念誌―未来へ伸びるサクラグループ」(A4判、86頁)を刊行した。

150周年記念誌の巻頭で、サクラグローバルホ―ルディングの松本会長は「サクラは『スマート企業G』を目指そう―未来への目次を書ける企業グループに―」と題して、▽「百五十年史」発刊にあたり想うこと▽あらためて、サクラの「社風」▽あらためて、サクラの「ビジョン」▽AI医療機器への挑戦と課題▽「偶然」を「必然」にすることこそ成功のカギ▽スピード感ある戦略対応▽「二律背反」の難しさ―などの各テーマのもと、150周年を迎えたことの想いや、今後の飛躍に向けたキーワードなどをつづっている。

次いで、産学界の10氏から150周年を祝して寄せられた祝辞を紹介。このあと、記念誌は3部構成で、第1部に「150年のあゆみ」、第2部に「松本会長&若手・中堅社員座談会」、第3部に「フォトライブラリー」を掲載し、資料として「サクラ全国特約店代表者会議の歴史年表」も載せている。

最後に「編纂を終えて」でサクラ精機の東社長(編纂室長)は「創業から150年の長き歴史を振り返るとき、医療や医療機器の発展を目指す先人の揺るぎない意志に加え、常に時代の先を見据えた決断と実行力を垣間見ることができ、改めて身が引き締まる思いがしましたのと同時に、本史が世代を超えて語り継がれ、さらに将来を拓く礎になれば望外の喜びであります」と記している。