内視鏡的粘膜下層剥離術を効果的に【オリンパス】
「ディスポーザブル把持鉗子」投入
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オリンパス(社長=竹内康雄氏、東京都新宿区)は、早期の大腸がんにも適用可能な内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)における、より効果的で安全な手技をサポートするディスポーザブル把持鉗子「FlexLifter(フレックスリフター)」を発売した。
フレックスリフターはESDにより病変を剥離する際に内視鏡の先端から出す高周波ナイフ類と併せて使用する。切除する病変の付近を持ち上げ固定することで、内視鏡による広い視野が確保できるため、切除部の視認性が向上する。
剥離の進行度合いに応じて、つかみなおしが可能なほか、操作部にはロック機構を搭載し、安全で効率的な処置を支援する。
内視鏡先端に取り付けたアタッチメントと鉗子部分を柔軟性のある糸でつなぐことで、内視鏡の動きが組織を把持する鉗子の位置に影響を与えづらい設計になっている。管腔が狭くヒダが多いため、内視鏡操作が難しいとされる大腸でも操作性を向上させる。
切除した病変は、同製品にて回収に対応する。回収のために別に処置具へ交換する必要がないため、手技時間を短縮しコストを削減する。