本社オフィスをリニューアル【サクラファインテックジャパン】
ポストコロナを見据え最適な職場環境へ
病理検査機器・器材のトータルサプライヤーであるサクラファインテックジャパン(社長兼CEO=石塚悟氏、東京都中央区)は、ポストコロナを見据え、オフィスワークと在宅ワークの最適なバランスを追求し、本社オフィスをリニューアルした。
同社は新型コロナウイルス感染症が拡大し始めた2020年3月にシフト制による在宅勤務制度を導入し、同4月からは全社員原則在宅勤務を実施してきた。以後、感染対策を重視しながら、各部門の業務に支障が出ないよう調整し、現在まで在宅勤務制度を継続している。
その一方で、オフィスでの社員同士の「何気ないコミュニケーション」が減少したことで、コミュニケーションを取ることで生まれる気づきや問題解決、新たなアイデアの創出などが減少していることが新たな課題となっていた。
これを踏まえ、同社はオフィスと在宅の最適なバランスを持つハイブリッドワークを実現するため「何気ないコミュニケーション」が生み出せるオフィスをコンセプトに、新たなオフィスレイアウトを開発。今後もオフィスを重要な存在と位置付け、業務を推進していく。
具体的には『執務エリア』の中央にフリーアドレスエリアを新設。仕事の目的や状況に応じて自由に席が選べるオープンな空間により、社員間の「何気ないコミュニケーション」を促進する。
オープンなミーティングスペース(ファミレス席)も設置したほか、部門ごとの業務形態やニーズに合わせ、管理部門やコールセンター部門などは固定席を残した。また、同フロア内にはWeb会議室(同時に4名まで利用可能)を新設した。
16年にコミュニケーションスペースとして開設した『あうんテラス』の一部をリニューアルし、フリーアドレス席を設置。コミュニケーションスペースとしての従来のコンセプトはそのままに、昼食時や休憩時のリフレッシュや、社内外交流イベントでの使用も想定している。また、ブース型の「テレキューブ」も設置され、周囲を気にせずにWeb会議や通話を行うことが可能となった。
さらに『会議室エリア』の一部をリニューアルし、Web会議や電話禁止の集中エリアとした。個人で集中して業務を行いたい時に利用できる。一方、既存の会議室は感染対策を施しながら対面での会議に使いやすいよう、設備やレイアウトを変更した。