企業活動

中国泰州に新工場を新設【サクラグローバルホールディング】

病理検査機器の地産地消を開始

サクラグローバルホールディング(会長=松本謙一氏、東京都中央区、SGHC)は、中国のグループ会社である櫻花医療科技(泰州)の新工場を江蘇省泰州市に新設し、病理検査機器の生産を開始した。

SGHCは洗浄滅菌事業を展開するサクラ精機、病理検査機器・器材のトータルサプライヤーのサクラファインテックジャパンなどを傘下に持つ。

年々、拡大する中国の医療機器市場を戦略上重要なマーケットと位置付け、グループ初となる中国での製造拠点を新設した。同工場で生産される製品はすべて中国市場で販売する。

中国政府が2015年に発表した国産化を進める産業政策「中国製造2025」では、病理検査機器なども「高性能医療機械」として重点分野に位置付けている。SGHCはこうした中国の産業政策への対応も考慮し、今回、中国に新工場を新設した。

【サクラグループ中国新工場の概要】
▽名称=サクラ中国工場
▽所在地=江蘇省泰州市医薬高新区
▽工場面積=3464平方㍍
▽董事長=東竜一郎氏
▽製造品目=自動染色装置、密閉式自動固定包埋装置などの病理検査機器