2022年度事業計画打ち出す【S J C】
「定時総会」をハイブリッド開催
東京科学機器協会(東科協)会員企業の若手社長や幹部社員らで組織する二世会「SJC」(代表常任幹事=野村篤史氏、サイエンス・ジュニアーズ・クラブ)は、4月7日㈭午後4時から、東京・大手町の東京會舘LEVELXXIで「第55回定時総会」を、リアル参加とウェブ参加のハイブリッド方式で開催した。
総会は司会が「総会出席33名、委任状提出10名」と総会の成立を告げ開会。これを受け、あいさつした野村代表常任幹事は「SJCの総会は一昨年が中止、昨年が参加人数を絞りオンライン中心に開催した。今年は参加人数制限を設けない形でハイブリッド開催としました。ただ、懇親会ができないのが残念ではありますが、皆さまと直接お会いできたことの喜びを改めて感じている」と述べた。
昨年度の事業を回顧しては「飲食や宿泊を伴う活動はできず、会員間の交流が思うように出来ないことは痛手でしたが、知恵を絞り、活動を行ってきた。活動はオンラインによる勉強会が中心でしたが各地二世会の会員や参与の方にも参加いただき、有益な活動となった」と報告した。
SJCの活動に参加する意義にふれては「SJCは会員の皆さまが事業に参加するだけでなく、(当番幹事として)運営側にも参加できることが大きなメリットだと思う。一個人としては難しいことも、SJCの組織をもってすればできることもある。例えば勉強会などで話を聞いてみたい人を講師に呼ぶこともSJCを通せば可能になる」とし、SJC事業の積極的な活用を促した。
現在、SJCには40歳代後半の会員が多く在籍しており、その会員らが数年後に定年(50歳)、卒業を迎えるため、会員数の減少が予測されることに言及しては「SJCの魅力をご存じの会員や参与の皆さまには、様々な場面でSJCのPRをしていただき、会員勧誘活動へのご協力をいただきたい。私はSJCについて(会員の)『数は力なり』と考えており、事業の中身も大事ですが、会員同士が交流して切磋琢磨することで会は発展すると考えている。そして、SJCの活動が業界発展に向けた起爆剤のような存在になっていければと思う」と述べ、会員増強活動に取り組んでいくことを明かした。
次いで、来賓の東京科学機器協会の矢澤英人理事長と、SJCの柴田眞利第5代代表常任幹事が、来賓あいさつを行った。
このあと、議案の審議に入り、2021年度事業報告を若井田常任幹事、21年度収支決算・監査報告を竹田常任幹事、22年度事業計画を佐藤常任幹事が、それぞれ報告、説明を行い原案通り承認、可決した。
このうち、22年度事業計画では通常勉強会4回、特別勉強会、研修会、各種交流会、YES代表者会議・交流会、忘年会、ゴルフコンペ――などの実施を決定したが、新型コロナウイルス感染症の状況により、開催可否はその都度、幹事会で協議して決定する。
また、議案審議では21年度がコロナ禍で事業開催が難しい状況下であったことを考慮し、会費は半額請求としたが、22年度は通常通りの会費請求となることが報告された。
引き続き、SJC規約により定年を迎え、新参与となる尾﨑勲(尾崎理化社長)、中川洋祐(エス・ティ・ジャパン総務部次長)の2氏に、記念品を贈呈した。そのほか、新入会員の西岡寛人(佐竹マルチミクス主任)、富山晋作(富山科学工業)の2氏が紹介された。
総会はSJCの荻田容宏第6代代表常任幹事のあいさつ、白井常任幹事の閉会の辞をもって散会となった。