技術・製品

新しいノイズ除去技術を搭載【富士フイルムヘルスケア】

高画質化を実現した超音波診断装置

「アリエッタ850ディープインサイト」

富士フイルムヘルスケア(社長=山本章雄氏、東京都港区)は、超音波診断装置ARIETTA(アリエッタ)シリーズの新製品として「ARIETTA 850 DeepInsight(アリエッタ850ディープインサイト)」と「ARIETTA 650 DeepInsight(アリエッタ650ディープインサイト)」の2機種を4月7日に発売する。

新製品の両機種はAI技術を活用して開発した新しいノイズ除去技術である「ディープインサイト技術」を初めて搭載した製品。従来のアリエッタシリーズで培ってきた超音波の送受信技術や、臓器などの組織構造の視認性を高める高画質技術を組み合わせ、より正確な診断をサポートする。

850ディープインサイトは、浅部から深部まで均一で分解能の高い画像を得られる「eFocusing PLUS」技術を搭載したことで、検査者・被検者によるばらつきを軽減し、深部の組織まで高精細な画像を提供する。

650ディープインサイトは、フルフォーカスによって深部感度と空間分解能の両立を実現する「eFocusing LITE」を搭載したことにより、画像の均一性と感度が向上した。

また、検査における検査者の身体的負担を低減するため、人間工学に基づき、可動範囲を大きく設計したモニタアームや操作パネルを採用した。

さらに、幅広い臨床領域に対応する豊富なアプリケーションを用意。組織の硬さの違いを色で表すRTE(アプリケーション)と、組織の硬さを定量的に評価できる(アプリケーションの)SWMは、肝炎から肝線維化、肝硬変といった、びまん性肝疾患の総合的な診断を支援する。