バルーン長30㎝までラインアップ【メディコン】
日本初の「スコアリングバルーンカテーテル」発売
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米ベクトン・ディッキンソン(BD)グループ企業のメディコン(社長=阿知波達雄氏、大阪市中央区)は、ボディワイヤー付きの血管拡張バルーンカテーテル「ULTRASCORE(ウルトラスコア) Scoring PTAバルーンカテーテル 014OTW」を発売した。同製品は日本で初めて30㌢㍍までのバルーンサイズを有するスコアリングバルーンカテーテルとして薬事承認と保険償還を取得した。
末梢動脈疾患や心筋梗塞などを引き起こす動脈硬化の治療には血管内にステントを留置する治療や、薬剤コーティングバルーンによって血管壁に薬剤を送達させ、再狭窄を防ぐ治療が行われる。治療では対象病変に確実に薬剤を届けるために狭くなった血管を予め拡張する必要があり、スコアリングバルーンは通常のバルーンでは拡張が困難な病変の拡張に使用される。
ウルトラスコアはバルーン表面のカテーテルの主軸方向についた2本のボディワイヤーに拡張圧を集中させることで、通常のバルーンと比較してより低い拡張圧で病変部を拡張でき、高圧での拡張にともなう血管損傷のリスクを軽減することが期待できる。
また、バルーン長は4㌢㍍から30㌢㍍まで幅広いサイズラインアップを有している。