高血糖と低血糖を予防【日本メドトロニック】
インスリンポンプ「770G」発売
日本メドトロニック(社長=ロブサンドフェルダー氏、東京都港区)は、インスリンポンプ「ミニメド770Gシステム」を発売した。同製品は患者ごとに合わせ、自動で高血糖と低血糖の両方を予防し、血糖値をコントロールし目標範囲に維持する「ハイブリッドクローズドループ(HCL)」技術を搭載している。
ミニメド770Gシステムは「スマートガードオートモード」により、患者の過去のインスリン注入履歴と、リアルタイムCGMから5分ごとに得られるセンサグルコース値に基づき、システムが注入する基礎インスリンを患者に適した量に自動調整できる。
食事の際には患者自身による追加インスリン注入が必要になるが、糖質量と血糖値の入力をボタン操作で行うことで、システムが推奨するインスリン量を計算し、表示する。
この機能により、血糖値が最適な目標範囲内にある時間を最大化するため、日中だけでなく夜間も含め24時間、血糖値を目標範囲内に保つためのサポートが可能になる。
また、ブルートゥースにより、スマートフォン連携も可能。患者は「ミニメドモバイルアプリ」を使用することで、リアルタイムCGMから得られるインスリンポンプデータの一部を、インスリンポンプを取り出すことなく、スマートフォンで確認できる。
さらに「ケアリンクコネクトアプリ」を介して家族や保護者など任意の相手にリアルタイムでデータを共有したり、センサグルコース値が目標範囲外の場合は、アプリより通知を送信することができる。