福祉専門学校と「共同講座」【パラマウントベッド】
「見守り支援システム」を利用して実習
パラマウントベッド(社長=木村友彦氏、東京都江東区)と三幸学園(理事長=昼間一彦氏、東京都文京区)は、2月から三幸学園が運営する全国7か所の福祉専門学校の必修項目「介護支援技術(睡眠)」において、介護ロボット「眠りSCAN(スキャン)」による見守り支援システムを利用して、睡眠の分析からケアを考える『講座』を開始する。
同講座は従来から行ってきた高齢者の睡眠の特徴などを学ぶ座学の内容に『なぜ介護ロボットが現場で必要とされているのか』などを加えたもの。実際に見守り支援システムを使用することで、高齢者の睡眠ケアにどのように介入できるか、実習を通して学べる内容となる。
三幸学園は医療・保育からスポーツ、AI・ITなどの分野の専門的な職業人の育成校を運営する学校法人。専門学校数は64校、生徒数は約2万6000人。
パラマウントベッドが提供する眠りSCANを用いた見守り支援システムは、マットレス下に体動センサーを敷くことで、入居者の睡眠・覚醒状態などがリアルタイムで把握できるほか、記録や睡眠日誌の作成が自動で行える。これまでに高齢者施設を中心に約4000施設で9万台以上の納入実績がある。