愛称を「うんこマシン」に【サクラ精機】
ディスポ汚物容器粉砕機「マセレーター」
サクラ精機(社長=東竜一郎氏、東京都中央区)は、販売している英DDCドルフィン社製の全自動ディスポーザブルパルプ容器粉砕機「マセレーターUno」および大容量版の「マセレーターUltima」に、今後は「うんこマシン」という愛称を付けて販売する。
うんこマシンはディスポーザブルパルプ製の便尿器などを汚物ごと粉砕、排水処理を自動で行う装置。ふたの開閉など、すべての処理をセンサーで行う完全ハンズフリー機能により、装置を介した院内感染のリスクが大幅に低減するとともに、医療従事者の負担を軽減する。
汚物の処理時間は最大2分間と短時間で処理できるので、業務効率化と電力・水使用量を節減する。また、従来の洗浄作業に必要なスペースが不要なため、スペースの有効活用ができる。
従来、日本の医療施設では主にプラスチック製の便尿器を使用して、汚物処理室で手洗いまたは機械洗浄して再利用しているため、医療従事者の業務負担や交差感染リスク、処理室近辺の悪臭などが問題視されている。