「創立60周年記念式典」開催【東京理化学硝子器械工業協同組合】
青硝会40周年も合わせて祝う
理化学硝子機器製造企業で組織する東京理化学硝子器械工業協同組合(理事長=中村剛氏、東京都墨田区)は1961年の創立以来、今年60周年を迎えたことを記念して、11月13日㈯午後3時30分から、東京・丸の内のパレスホテル東京で「創立60周年記念式典・祝賀会」を開催した。また、式典では同組合青年部・TRGK青硝会の「創立40周年記念式典・祝賀会」も合わせて行われた。
記念式典は竹内信夫専務理事の司会で進行。式辞に立った中村理事長は「本日、多くの組合員各位の出席のもと、こうして祝賀行事を開催できますことは、近年の情勢を鑑みますと、何よりの喜びと感謝しております。当組合がこうして長い歴史を積み上げてこられたのはご来賓の賛助会員や関係団体の皆さまのご指導、ご支援のたまものと深く感謝申し上げます」と述べ、参加者に感謝の意を表明した。
創立60周年を振り返っては「当組合は昭和36年に『技術の高度化』、『社会的地位の向上』を目標に設立されたと聞いております。その後、各種事業は高度経済成長の時代にも恵まれ順調に推移し、20周年時には青年部・青硝会が設立されました」と回顧した。
今後の方向性にふれては「今日でも設立当初の目標は変わりませんが、現在では世界的な視野での展望になっています。理化学硝子機器業界も先を見通すことは極めて困難な情勢にありますが、この国の経済再生には科学技術の新たな進展が不可欠なため、われわれの役割は決して小さくないはずです。これからも組合員をはじめ関係団体の皆さまと力を合わせて前進してまいります」と決意を新たにした。
次いで、来賓の東京都中小企業団体中央会の橋北隆総務課課長と、東京科学機器協会の矢澤英人理事長、東京硝子製品協同組合の木村武史代表理事、AGCテクノグラスの伊東和博営業グループリーダーの4氏が、それぞれの立場から組合60周年を祝福するとともに、さらなる発展を祈念する祝辞を述べた。
ここで、60周年を記念して表彰式と感謝状贈呈式を行い、組合功労者4氏を表彰したあと、組合所属永年組合員12社と組合事業への協力者2社に感謝状を贈呈式した(組合功労者と感謝状贈呈社は下記参照)。
このあと、TRGK 青硝会の松本純代表幹事があいさつに立ち「私自身が青硝会に入った時の会員数は18名で、この後、どんどん減少していくのかと思っていましたが、気が付けば26名と過去最多の会員数になっています。これも組合所属会社さまのご協力のおかげと思います」と組合所属会社からの支援に感謝の気持ちを表した。
また、青硝会の活動にふれては「年に2、3回、組合の技術振興委員会と合同勉強会を行っていますが、コロナ禍により、以前のように大人数での勉強会ができないため、Zoomを使用して動画でのリモート勉強会など、できる限り会員さまのためになる活動を行っています。コロナも収まりつつあるように思いますが、今後も気を引き締めて以前のような活動に取り組んで行けたらと思います。随時会員募集もしていますのでご興味のある方はご連絡いただけたらと思います」と語り、青硝会の40周年を記念してのあいさつとした。
式典の最後は池田高樹副理事長が『閉会の辞』を行い「今こそ理化学硝子が科学と医療の両分野に貢献する時だと思う。次の70周年までに当組合のさらなる地位向上と発展を祈念する」と述べ、記念式典は閉会した。
引き続き、祝賀会は中村理事長のあいさつに続き、日本理化学硝子機器工業会の南聡朗大阪支部長と濱地信中国・九州支部長が来賓祝辞を行い、池田昭八相談役の『乾杯』の発声で開宴した。
祝賀会会場では組合創立60周年と青硝会40周年の歩みがスライドで紹介され、懐かしい画像を見ながら思い出話に花を咲かせたほか、豪華景品が当たる抽選会を楽しんだ。
ひとときの歓談のあと、大硝会の小暮毅氏の『中締め』に続き、遠藤誉明理事の『お開き』のあいさつで祝賀会は散会となった。
60周年記念表彰者と感謝状贈呈会社
【組合功労者表彰受賞者】
▽橋本秀秋(東京製作所)
▽佐野正晃(上源理硝器)
▽市川勉(市川真空)
▽桐山時男(桐山製作所)
【永年組合員(感謝状贈呈)】
▽碇谷製作所
▽池田硝子
▽市川真空
▽上源理硝器
▽光信理化学製作所
▽小暮科学硝子器械製作所
▽佐藤製作所
▽柴田科学
▽高橋理科量器工業
▽寺田製作所
▽藤原製作所
▽三鈴
【組合事業への協力社(感謝状贈呈)】
▽コイケ酸商
▽日本医科器械新聞社