iPhone を使用した手術ナビ【ジンマー・バイオメット】
人工股関節置換術をサポート
ジンマー・バイオメット(社長=小川一弥氏、東京都港区)は、日本初のiPhoneを用いた人工股関節置換術に使用可能な「AR Hip Navigationシステム」を発売した。
同システムはiPhoneやAR(Augmented Reality)技術を使用したポータブルナビゲーション。
同システムは一般的な角度計を用いた寛骨臼カップ設置に比べ高い設置精度を持つ。3点のみの登録でレジストレーションが完了するため手術時間の延期は最小限に留める。
また、AR技術の特徴である『映像を重ね合わせる』機能を活用し、登録したポイントを実際に手術風景に重ね合わせるため、登録ポイントのずれなどを視覚的に確認できる。
価格的にも導入しやすい設定で、国内開発された専用アプリを使用するので、適宜アップデートされた最新機能が使用できる。
人工股関節置換術は人工股関節の正確な設置が必要なため、近年、コンピューター技術を応用したさまざまなシステムの開発が進んでいるが、これらのシステムは多機能で正確な設置を可能にする一方で、高額かつ高い習熟度が必要など、導入のハードルが高いことが課題になっている。