医工連携

がん研と包括協定を締結【サクラファインテックジャパン】

次世代病理診断システムなどを開発へ

サクラファインテックジャパン(社長兼CEO=石塚悟氏、東京都中央区)は、国立がん研究センター先端医療開発センター(センター長=落合淳志氏、千葉県柏市)と、次世代病理診断システム開発やアプリケーションの研究と実用化、ITによる診断支援システムなどにおける連携協力に関する包括協定を締結した。

両者は従来からさまざまな課題について意見交換を行い、病理画像・診断の標準化や検体の取り扱い、次世代の病理検査に役立つ情報を共有してきた。今回の包括協定により、双方の人的、知的、物的資源の交流と活用をさらに加速させる。

今後は国立がん研究センター先端医療開発センターや関連施設で、デジタル画像情報の病理診断への取り込みと、他の臨床情報との連携、ITによる遠隔病理診断、AIやロボット技術の活用も視野に入れた次世代病理診断システムの研究・開発を行い、サクラファインテックジャパンは病理標本作製の自動化や病理画像の標準化に関する連携協力を行っていく。