「2021年度通常総会」開催【OMETA】
設立30周年に向けさらなる発展へ
海外医療機器技術協力会(会長=松本謙一氏、東京都渋谷区、OMETA)は、6月17日㈭午後2時から、東京・飯田橋のホテルメトロポリタンエドモントで「2021年度通常総会」を開催した。
総会は矢野守専務理事が「正会員総数65社中、書面表決提出65社」と総会成立を報告。これを受け、あいさつした松本会長は「OMETAは1993年の設立以来、今年は28年目にあたり、再来年は30周年の節目の年を迎えるため、記念の周年行事を行いたいと考えている。28年前の設立時の会員数は30社でしたが、現在は168社と5倍以上に増えている。これは事務局をはじめ各委員会の皆さま方の努力があってのことと理解している」とOMETAの歩みを振り返り、関係者の努力に感謝の意を表明した。
このあと、松本会長が議長となり、議案の審議に入った。議案は2020年度事業・決算報告書、2021年度事業計画・活動計算書、理事の退任・新任・再任――などを審議した。いずれの議案とも矢野専務理事が報告、説明を行い、また、監査報告を植竹茂監事が行い、全議案とも原案通り承認、可決した。
このうち、21年度事業計画では▽JICA(国際協力機構)やJETRO(日本貿易振興機構)との情報交換と連携の推進▽ODA(政府開発援助)案件の勉強会・意見交換会の開催▽日本医療機器産業連合会(医機連)国際政策戦略委員会と情報共有を図る▽日本ウズベキスタンシルクロード財団ヘルスケア部会との連携▽厚生労働省輸出証明書の円滑な照合業務の推進▽ODA案件による供与医療機材の稼働状況の追跡調査――などの実施を決定した。
また、理事の退任・新任・再任ではシスメックスの村上隆雄理事の退任にともない、同社の赤松慎治郎氏が新理事に就任し、新役員体制(下記参照)を決定した。
松本財団と共催してWebセミナー開催
総会終了後は松本財団との共催によるWebセミナーが行われ、松本財団の長谷川フジ子理事が『松本財団の紹介と今後の活動』をテーマに、次世代を担う国際医療プロフェッショナルの人材育成を目的に設立された松本財産の活動について、▽日本の医療関係者の海外派遣▽医療に関するセミナー・懇親会などの開催▽海外からの政府機関・団体・医療関係者の日本への招待――などの事業の内容を紹介した。
次いで『海外のコロナ対応とビジネスの影響』と題し、海外赴任中のOMETA会員らをWebでつなぎ、中国、シンガポール、タイ、インド、バングラデシュ、台湾――の6地域の最新コロナ事情の報告や情報交換を行った。
海外医療機器技術協力会 役員
◎会 長
松本 謙一(サクラグローバルホールディング 代表取締役会長)
◎副 会 長
阿部 一博(国際テクノ・センター 代表取締役)
◎理 事
青木 眞(泉工医科工業 代表取締役会長)
安藤 俊和(アコマ医科工業 代表取締役社長)
野村 欣男(島津理化 海外事業部長)
荻野 和郎(日本光電工業 名誉会長)
木村 恭介(パラマウントベッド 代表取締役会長)
福田孝太郎(フクダ電子 代表取締役会長)
赤松慎治郎(シスメックス グローバルマネージメント本部本部長)
森田 晴夫(モリタ 代表取締役社長)
根本 裕司(ミズホ 代表取締役社長)
荒瀬 秀夫(アトムメディカル 執行役員)
中野 壮陛(医療機器センター 専務理事)
◎専務理事
矢野 守(海外医療機器技術協力会)
◎監 事
間嶋 恒吾(サクラ精機 国際事業本部執行役員)
植竹 茂(ケイセイ医科工業 代表取締役)
保木 寛明(チェスト 代表取締役社長)