米の治療機器事業を強化へ【オリンパス】
マサチューセッツ州に新拠点を開設
オリンパス(社長=竹内康雄氏)は、治療機器事業のさらなる強化を見据えて、これまで米国内に分散していた同事業のグローバル事業統括機能と米国医療事業の販売・マーケティング機能を集約した新たな拠点をマサチューセッツ州ウェストボローに開設した。
オリンパスでは世界最大の治療機器市場である米国での顧客アクセスの強化、事業機会の獲得をめざし、2019年4月に同事業のグローバル統括拠点を米国センターバレーに配置していた。
今回の新拠点は米国ウェストボローに約1万4000平方㍍を有し、これまでセンターバレーにあった治療機器の事業統括機能、米国の医療事業統括機能、サウスボローにあった開発、製造および販売・マーケティング、サービス機能に加えて、同州のリトルトンにもあった販売・マーケティング、サービスの拠点を1つに集約した。
また、新拠点には医療従事者向けの教育施設「オリンパスコンティニュアム・トレーニングアンドエデュケーションセンター」を併設した。同施設は集合形式のハンズオントレーニングだけでなく、同社独自のオンライントレーニングプラットフォームを活用したオンラインによるトレーニングもできる。
さらに、手術室を模したショールーム「オリンパスオーアールイノベーションセンター」では、遠隔コラボレーションプラットフォームを使った遠隔での医療支援ソリューションを体験できる。