患者と医療従事者の安全性向上に貢献【名優】
「ホバーマット」で患者体位変換が容易に
![](https://hokensangyojiho.com/wp/wp-content/uploads/2021/03/1e7ba834a7c64cefe82b0176052d0d29-300x199.png)
欧米のユニークな医療機器を取り扱う医療機器専門商社の名優(社長=山根貫志氏、千葉県八千代市)が販売する、空圧により患者体重の10分の1の力で安全に体位変換と移乗ができる空圧式マット「ホバーマット」が、コロナ禍における医療現場で、患者と医療従事者の安全性の向上に貢献している。
新型コロナウイルス感染症の重症患者に有効な腹臥位への体位変換は、通常多い時で10名前後の医療従事者が必要だが、ホバーマットを使用することで、重症患者の体位変換が最小3名で短時間に行うことが可能になる。
患者をつかんだり、抱え上げる必要がないため、患者との接触を減らすことができる。濃厚接触の時間を極力減らすことで医療従事者の安全を守るとともに、医療従事者の疲労軽減や腰痛対策にもなる。
寝たきり患者の褥瘡(じょくそう)ケアでは「背抜き(圧抜き)」もホバーマットを膨らますだけで除圧のサポートができる。
積載重量は340㌔㌘まで可能。100㌔㌘を超える大柄な人が意識不明で搬送された場合でも、医療従事者の体力的な負担を軽減する。
また、X線透過性があり、MRI、CTに対応している。術後のX線撮影時にも患者を持ち上げることなく、X線カセットをらくらく差し入れることができる。