講演会をオンラインで【JMIAユースアップの会】
「決算書の読むべきポイント」テーマに
寄稿 JMIAユースアップの会事務局
日本医療機器協会(日医機協)加盟企業の若手経営者や幹部社員らで組織するJMIAユースアップの会(代表幹事=岩田雅人氏)は、今年度2回目となる定例会を1月22日㈮に開催した。
今回は大阪医療機器協会の若手の会である目指志会にも声がけして、当日は20名(目指志会からは3名)の参加者で、新型コロナウイルス感染防止の観点からオンライン会議システム「Zoom」を使用して行った。
定例会はユースアップの会の会員で、プルデンシャル生命保険シニア・ライフプランナーの児島亮氏を講師に「決算書の読むべきポイント」をテーマにした講演を聴講した。
講師の児島氏はライフプランナーとして税理士とは違った立場、角度からさまざまな企業に経営のアドバイスをしており、講演ではまず、中小企業の多くはお金(資金繰り)の悩みを抱えている実態について説明した。
また、決算書(貸借対照表、損益計算書)の例を用いて、見るべきポイントをわかりやすく解説。決算書の見るべきポイントを理解すると会社の経営活動の全てが数字に表れ、それは社長の通信簿であり、金融機関を含め社会的評価となる――といった内容で約1時間、講演を行った。
新型コロナウイルスが依然として猛威を振るう中、中小企業は厳しい状況であるが、決算書の見るべきポイントを理解して会社の経営状態を正確に把握し、物事を進めていくことが重要であることを、参加者がそれぞれに感じることができた講演会となった。
引き続き、質疑応答、岩田代表幹事のあいさつのあと、目指志会のメンバーも含めた参加者で懇親の時間を設け、昨年から続くコロナ禍での各自の社業の近況報告や情報交換を行った。話は尽きず、当初予定した30分を大幅に超えての有意義な定例会となった。
対面での接触が避けられる今日の状況下、オンラインツールを用いることで東京のユースアップの会メンバーに限らず、大阪の目指志会メンバーとも交流を行うことができ、非常に有用な時間となったことから、ユースアップの会では今後もオンラインでの定例会や交流会を企画、開催していく予定だ。