最大拡大倍率135倍に【オリンパス】
光学拡大機能付き大腸ビデオスコープ
オリンパス(社長=竹内康雄氏)は、光学拡大機能付き大腸ビデオスコープ「CF―XZ1200L/I」を国内で発売した。従来製品の最大拡大倍率95倍を上回る135倍の光学ズームを搭載し、対象病変を高倍率で観察できる。これにより、微細な粘膜模様や血管走行の観察サポートを実現した。
同大腸ビデオスコープは高感度CMOSイメージセンサーを採用しているため、ノイズが少なくハイビジョンを上回る高画質で観察することができ、質の高い拡大診断をサポートする。
撮影方式は高速面順次を採用。毎秒120回の高速点灯により、3色の光が切り替わる際に生じる色ずれを軽減させ、よりなめらかで高品質な画像取得を実現する。
新たな操作部「ErgoGrip」の搭載より、術者のユーザビリティが向上した。軽量化に加え、アングルノブ設計やスコープスイッチ形状、ボタン位置などを見直し、術者の操作性を向上させ、検査時のストレスを低減させる。
大腸がんは国内がん死亡率第2位、罹患数第1位で近年増加傾向にある。一方、大腸がんは早期に発見された場合は90%以上が完治すると報告されており、内視鏡検査による早期発見・治療が重要となっている。