企業活動

インドの内視鏡診断の普及へ【オリンパス】

内視鏡AI診断医の育成支援

オリンパス(社長=竹内康雄氏)は、内視鏡医が不足するインドでの内視鏡診断の普及に向け、総務省プロジェクト「インドにおける超拡大内視鏡によるAI診断支援システムの国際展開に向けた調査研究」に事業推進者として参画した。

インドの大手医療機関AIG(Asian Instituteof Gastroenterology)に、サイバネットシステムの協力のもと、内視鏡AI診断支援システムを設置し、昭和大学横浜市北部病院の医師が講師としてAIGの医師に大腸内視鏡による病変の検出から鑑別診断までのトレーニングを行い、指導医を育成していく。

インドでは経済成長にともない、がん罹患率の増加が予測される一方で、がんの早期発見や治療に欠かせない内視鏡の精密診断を行える医師が不足している。

オリンパスではトレーニングを受けたAIGの指導医がインドや周辺国の医師を育成し、最新のAI技術を活用した内視鏡診断の普及・発展に貢献することを目的に同プロジェクトに参画した。