日野市とSDGs協定【GEヘルスケア】
イノベーション環境の創出に向け
![](https://hokensangyojiho.com/wp/wp-content/uploads/2020/10/a2dec47c7165f181a5a8a9c1787275a6-e1603510966115-209x300.jpg)
GEヘルスケア・ジャパン(社長=多田壮一郎氏、東京都日野市)は、東京都日野市(市長=大坪冬彦氏)とイノベーション創出拠点の形成に向け「持続可能な社会とイノベーション環境の創出に向けた包括連携協定」を締結した。
両者は包括連携協定により、持続可能な社会と産業開発(SDGs)の社会実装を具現化することをめざし、ヘルスケアと経済の発展をテーマに活動を展開していく。
具体的には、民間企業やスタートアップ、研究機関、学校などに同社のAI開発プラットフォームを提供し、オープンイノベーションを推進する。
また、日野市の公立小学校向けにGE発明家ボランティアを実施して地域連携を促進するほか、スタートアップや地元中小企業に人材育成(リーダーシップ)トレーニングを提供する。
さらに、日野市立病院の資産と業務の最適化支援や、特定健康指導の促進を実現するプレシジョンモニタリング・分析サービスを導入し、公的医療サービス改革を図っていく。
そのほか、再製造産業創出とプレシジョン・ヘルス産業創出による「新ヘルスケア産業エコシステム」の構築をめざし、既存医療機器への付加価値AI開発や、再製造技術を持つ企業や大学とのマッチングを実施する。
包括連携協定の締結にあたり、GEヘルスケア・ジャパンの多田社長は「日野市との連携を通じて、次の時代へとつながる社会共創基盤を幅広いパートナーと共に構築していけるよう取り組んでいきたい」とコメントしている。
一方、日野市の大坪市長は「GEヘルスケアとの連携が、さまざまなパートナーシップを通じたイノベーションを促進していくものと期待している」と述べている。