技術・製品

内視鏡「EVIS X1」国内投入【オリンパス】

新機能搭載の次世代内視鏡システム

内視鏡システム「EVIS
X1」

オリンパス(社長=竹内康雄氏)は、4月に欧州やアジアの一部地域で先行発売していた最上位機種の内視鏡システム「EVIS X1(イーヴィス エックス ワン)」を日本国内で上市した。

EVIS X1には近い距離と遠い距離のそれぞれの焦点が合った2つの画像を合成することで、リアルタイムに焦点範囲の広い内視鏡画像を得ることができる機能「EDOF」(被写界深度拡大技術)や、緑・アンバー・赤の3色の特定の波長の光を照射することで、深部組織のコントラストを形成する画像強調観察技術「RDI」(赤色光観察)を搭載した。

さらに、通常光観察下での粘膜表面の『構造』『色調』『明るさ』の3つの要素を最適化する画像技術「TXI」(構造色彩強調機能)や、紫と緑の光を照射することで毛細血管が強調表示される画像強調観察機能「NBI」(狭帯域光観察)――を搭載している。