技術・製品

3つの新機能を追加【マエダ】

「羽衣の見張り番」をバージョンアップ

マエダ(社長=前田幸一氏、☎03―3880―8881)は、無料提供しているX線防護用具の検査記録管理ソフト「羽衣の見張り番」に、新たに3つの機能を加えバージョンアップ(Ver.1.1.0)した。同ソフトは同社ホームページ(https : //maeda-hagoromo.com)からダウンロードして、すぐに使用できる(使用者登録は必要)。

新たに追加された3つの機能は「QRコード読み取りによる防護用具情報呼び出し機能」と「防護用具情報を表形式で簡易表示する機能」、「QRコードラベル印刷位置の指定機能」である。

「QRコード読み取りによる防護用具情報呼び出し機能」は、防護用具に貼付されたQRコードラベルをスキャンすると、登録した防護用具情報が瞬時に表示され、確認することができる。連続スキャンにも対応しているので、複数の防護用具の情報を確認可能なほか、同画面から検査記録の入力もできる。

「防護用具情報を表形式で簡易表示する機能」は、1画面にまとめて表形式で防護用具情報を見ることができ、詳細表示も可能だ。絞り込み機能もあり、日付や設置場所、施設管理番号、次回検査日などから検索可能だ。同画面からの検査記録の入力にも対応する。

「QRコードラベル印刷位置の指定機能」は、旧バージョンでは固定されていたQRコードラベルの印刷位置が、希望の位置を指定し、印刷できるようになった。

なお、「羽衣の見張り番」は、同社がX線防護用具メーカーとして培ってきたノウハウを活かし、医療現場のニーズに応え開発したソフト。多彩な検査登録が簡単にでき、他社製品の登録や、QRコード発行なども可能だ。

その特徴としては、同社HAGOROMO防護用具の登録にはプルダウン機能により簡単に行える。エクセルで作成したリストがあれば、インポート機能でスピーディーな登録も可能だ。

管理番号のQRコードラベル印刷のほか、手書き、ラベルシール、刺繍など、番号のみの管理との併用も可能で、防護眼鏡などの小物まで管理できる。

プルダウンやQRコード、防護用具一覧などから素早く検査記録の登録ができるとともに、イラストや画像、テキストなど、豊富な情報登録をサポートする。