技術・製品

プレパレーションのツール開発【パラマウントベッド】

小児医療関係者に無償で提供

「ぷれパレット」で遊びながら医療行為を理解する(イメージ)

パラマウントベッド(社長=木村友彦氏、東京都江東区)は、NPO法人チア・アート(理事長=岩田祐佳梨氏、茨城県つくば市)と共同で、小児患者に検査・治療・手術の目的や内容をわかりやすく説明する(プレパレーション)ためのツール「ぷれパレット」を開発。希望する小児医療関係者への無償提供を開始した。

プレパレーションは3歳~7歳前後の小児患者に対して、これから受ける医療行為を十分に理解し納得することで、対処能力を生み出すことを目的としている。

ぷれパレットは飛び出す絵本を参考に開発され、開いてすぐに使用できる。本体はA3サイズの2つ折りで、薄型(2㌢㍍)でコンパクトに収納でき、取っ手がついているのでベッドサイドまで気軽に持っていける。

3種類(手術室、検査室、処置室)の「背景カード」、14種類(注射器、聴診器、ストレッチャーなど)の「医療アイテムパーツ」、2種類(男の子、女の子)の「人物パーツ」が用意されている。

看護師などの医療従事者が各パーツを使って、これからどこで、どのようなことが行われるのか、一緒に遊びながら視覚的に伝えることができる。