EU-MDR の認証取得【テルモ】
インスリン用注射針など4製品で取得
テルモ(社長=佐藤慎次郎氏、東京都渋谷区)は、甲府工場(山梨県中巨摩郡)で生産するインスリン用注射針「ナノパス」など4製品群が欧州医療機器規則(EU―MDR)の認証を取得した――と発表した。
テルモとして初めてのEU―MDRの認証取得となる。また、第三者認証機関のテュフラインランド(ドイツ)としても世界初の認証付与となる。
EU―MDRは欧州で販売される医療機器の安全性・有効性と、市場での透明性を高めるため、従来の規則である医療機器指令(MDD)を厳格にした制度。EU―MDRに則り、認証機関が品質システムと技術文書の審査を実施する。
2017年に発行されたEU―MDRへの対応を医療機器メーカー各社が進めるなか、テルモはいち早く認証を取得した。引き続き、他製品の認証取得を進めるとともに、安全な医療機器の販売をグローバルに強化していく。
なお、EU―MDRの認証を取得した4製品は次の通り。
●皮下注射針(Hypodermic Needles)
●カープル針:歯科用注射針(Carpule Needles)
●使い切り注射器(Infusion and Irrigation Disposable Syringes)
●静脈留置針(Peripheral IntravenousCatheters)