業界団体

事業計画や新役員を決定【大阪医機協】

「第72回定時社員総会」を開催

「第72回定時社員総会」の様子

大阪医療機器協会(会長=増本忠次氏)は5月15日㈮午後4時20分から、大阪・北区のリーガロイヤルホテルで「第72回定時社員総会」を開催した。今回は新型コロナウイルス感染拡大の中の開催とあって、マスク着用・手指消毒の徹底などとともに、机1脚を1人で使用するという間隔をあけての着席設定で行われ、委任状による総会の成立や総会後の懇親会、優秀社員表彰式の式典中止など、策を凝らせた総会となった。

各種事業を継続拡大して実施へ

増本会長

総会は物故者への黙祷の後、増本会長が「本日は緊急事態宣言の中、総会中止も考えたが、一般社団法人化し定款の改正規定や、役員人事の改選もあり、規模を縮小することで開催することにしました。少数でも十分なご審議を」と簡単にあいさつし審議に入った。

ここで、増本会長が議長となって議事に入り、菅原充史副会長と平岡晋輔会計理事から令和元年度事業報告、同決算報告が、全会一致で可決承認された。次いで、令和2度事業計画(案)・同収支予算(案)が報告され、異論がなく承認された。

新年度方針では「セミナー・マッチング商談会・製造販売業のネットワークなど業務拡大、大規模災害への関係起案と連携して対応」などが挙げられている。

ただ、ここ数年、▽行政との意見交換会やPMDA関西支部の利用促進▽マッチング商談会による地域の異業種との交流やそこから生まれる成果▽セミナー開催にともなう会員間の交流の拡大▽地方自治体との交流――など、次々と協会の業務が拡大。世情は新型コロナウイルス騒動で混乱しているが、協会業務のさらなる発展が期待されている。

次いで、役員任期満了にともなう改選承認の件、定款改定の承認の件が審議され、役員については21名(下記参照)の選任が承認された。

定款改定では「英文呼称の変更」、「大阪医療機器協会が奈良県・和歌山県の地域も代表する協会であることを示す文章の挿入」が主な追加項目となっているが、これも満場一致で承認された。

全ての議事が終了した後に、優秀社員表彰式が執り行われ、14人の優秀社員が表彰されることが決定したが、式典はなく、後日、機会を設けることが承認され、総会は40分で終了した。

総会終了後に、日本医療機器販売業協会の指導もあり、新型コロナウイルス感染拡大により医療機器販売業者がコロナウイルスに感染するなどで業務遂行が困難になった場合の『医療機器の安定供給』について、緊急討議を行った。

新理事のメンバーが中心となり、提示された内容の文書をチェックして、他都道府県の協会の文章を参考に実効のある内容に修正し会員に提示することを確認した。

なお、定時総会で表彰が承認された優秀社員は次の通り。(敬称略・会社名五十音順)

優秀社員表彰者
▽中村毅彦・平畑孝晃・藤原享・吉田啓二(小西医療器)
▽杉本哲章・原口宏幸(コムラ製作所)
▽荻野雄哉・草刈聖織・平井宏和・守屋宏一(シーホネンス)
▽太田憲治・坂本正樹(セイコーメディカル)
▽谷口和彦・登博(大黒)

大阪医療機器協会 新役員(敬称略、会社五十音順)

会  長
増本 忠次(シーホネンス)

副 会 長
森川  卓(いわしや森川医療器)
川本  武(川本産業)=昇任
堤田  宏(小西医療器)
菅原 充史(スーガン)
千種 康一(三田理化工業)

会計理事
平岡 晋輔(星光医療器製作所)

理  事
林  延弘(アスカメディカル)=新任
井内 卓嗣(アズワン)
北畠  隆(北畠医科器械)
小村 泰右(コムラ製作所)=新任
弘野 俊彦(白井松器械)
大木 慶治(総合メディカル)
山田 圭一(大研医器)
長田 宏之(日光医科器械)=新任
野中 崇好(野中医科器械)
堀井  啓(大黒)
村中 宏行(村中医療器)
平田 全孝(メディコスヒラタ)
湯山 裕之(湯山製作所)
米澤 達一(米澤器械工業)