技術・製品

腹部から心臓・血管まで幅広い検査をサポート【GEヘルスケア】

「ポータブル超音波診断装置」発売

「ベルサナ・アクティブ」

GEヘルスケア・ジャパン(社長=多田壮一郎氏、東京都日野市)は、腹部から心臓・血管まで幅広い検査をサポートする超音波診断装置ブランド「Versana」から、ポータブルタイプの新製品「Versana Active(ベルサナ・アクティブ)」を発売した。

ベルサナ・アクティブは同時4音線受信技術により高画質、高フレームレートを実現した。それを15 ・6インチの高解像度モニタで表現する。腹部、血管、表在領域のみならず、心臓領域にも対応する。

スキャンの条件に合わせて継続的に画像を最適化する自動最適化機能「Whizz」を搭載した。明るさやコントラストの調整だけでなく、エコーの通りやすさ、画像の細かさや追従性(フレームレート)も調整する。

生活習慣病患者の場合、体形や臓器が大きく、エコーが深部まで通らず見えづらいこともあるが、Whizzを使うことで、患者の体にエコーを当てた際に表示される深度に応じて、より深くまでエコーが届くよう自動で調整する。

また、同社他製品に搭載されている▽自動的に頸動脈のIMT(内中膜複合体)計測を行う「Auto IMT」▽Bモードで細かく血流を表示する「B flow」▽穿刺針を見やすくする「Needle Recognition」――など、役立つアプリケーションを備えている。

さらに、超音波検査アシスタント機能「Scan Coach」により、観察したいスキャン方法をわかりやすくアニメーションで解説するほか、お手本となる正常画像を表示する。

一般的に装置の保証期間は1年間だが、ベルサナ・アクティブは5年保証なので、長く安心して使用できる。消耗品に関しては1年保証だが、要望に応じて最大5年までケアする保守プランを用意している。