第68回全国大会開催へ【日本理化学硝子機器工業会】
第68回全国大会は6月28・29日にホテル阪神大阪で
全国の理化学硝子専門メーカーで組織する日本理化学硝子機器工業会(会長=橋本秀秋氏、東京都墨田区、NRGK)は、3月7日㈯午後1時から、大阪・福島のホテル阪神大阪で「令和元年度冬季理事会」を開催した。理事会では6月28日㈰・29日㈪の両日、大阪で開催予定の「第68回全国大会」の開催要項を審議し、その内容を決定した。
理事会は司会の中村剛専務理事が「出席理事は14名で本理事会は成立する」を告げ、開会した。
これを受け、あいさつした橋本会長は「連日、テレビなどで新型コロナウイルスの報道が行われ、政府からもいろいろな自粛要請が出されている中、お集まりいただき誠にありがとうございます。本日の理事会は重要議案がありますので開催させていただいた」と新型コロナウイルスの感染が拡大している時に参集した理事に感謝の意を表明した。
また、残念なお知らせがあると前置き「工業会の賛助会員である渡辺商行が理科医療器材部を廃部するため、退会させていただきたいとの連絡を受けました。現在、工業会の賛助会員は9社だが、次年度は8社となります」と報告した。
6月の全国大会に関しては「大阪支部で準備を進めていただきましてありがとうございます。新型コロナウイルスも気温が上がれば終息するのではないか、と半分思っていましたが今後、どういう形になるか不透明な状況ですが、全国大会は開催する前提で進めたいと思います」と述べ、全国大会開催への理解と協力を呼びかけた。
引き続き、各支部長がそれぞれの地域の現況や各支部の事業報告を行ったあと、橋本会長が議長となり、議事録署名人に中村延一(京都支部)、足立靖彦(大阪支部)の両氏を指名し、議案の審議に入った。
理事会で大会開催要項など8議案を審議、承認
議案は①第67回全国大会(東京支部担当)終了報告②第68回全国大会開催要項(大阪支部担当)③今後の全国大会の在り方と第69回全国大会の開催要項④令和元年度事業報告・決算報告書作成の件⑤令和2年度事業計画・予算案作成の件⑥次期理事会開催の件⑦役員名簿確認の件⑧その他――の8件。いずれの議案とも担当役員が報告、説明を行い、承認された。
このうち、①の第67回全国大会終了報告は竹内信夫理事(東京支部)が鬼怒川温泉で開催した前大会の終了報告について収支を含め詳細に説明した。
②の第68回全国大会開催要項については、担当の大阪支部の南聡朗全国大会準備委員が、6月28日㈰・29日㈪の日程で、ホテル阪神大阪を中心に開催する第68回全国大会の概要(下記参照)を発表した。
なお、第68回全国大会では賛助会員企業などが展示会を催し、硝子加工具やバーナーなどを展示して紹介するほか、講演会ではフリーアナウンサーの希代瑞穂さんが「健康でより幸せに導く」をテーマに、食生活に発酵食品を加えることによる健康効果や簡単な発酵食品の作り方を解説する。2日目は、あべのハルカスの見学と、551蓬莱での豚まんやシュウマイの実技体験を予定している。
今後の全国大会運営方法を決定
③の今後の全国大会の在り方と第69回全国大会の開催要項に関しては、全国大会は毎年、全国6支部が輪番制で担当して開催しているが、会員数の減少で現在、1社だけで運営している支部もあり、現実的に1社だけで全国大会を準備から運営まで行うのは難しいこともあるため、今後の全国大会の在り方や運営方法について審議した。
審議の結果、全国大会はこれまで通り輪番制で毎年各支部の持ち回りとするが、全国大会を開催するか、しないか、はその年の担当支部に決定権があり、開催しないことも選択できる。ただその場合、全国大会は総会も兼ねているため、総会だけは開催しなければならないので、その年の担当支部に総会だけを主催してもらう。しかし、担当支部が総会も主催できない状況であれば、東京支部が代わりに総会を主催し実施することを決定した。
来年の第69回全国大会に関しては、名古屋支部が担当となるが、名古屋支部の石山浩之支部長が理事会に欠席のため、後日、石山支部長に第69回全国大会開催の可否について確認することとなった。
⑥の次期理事会については、9月5日㈯に東京・両国の国際ファッションセンタービル会議室で開催することを決めた。
「第68回全国大会」開催概要
【会期】
2020年6月28日㈰・29日㈪
【会場】
ホテル阪神大阪(大阪市福島区福島5―6―16)
【第1日目(6月28日)】
▽12:00~受付
▽13:00~臨時理事会
▽14:00~総会
▽15:10~講演会
▽16:15~展示会
▽17:15~記念撮影
▽18:00~大会旗申し送り、懇親会、2次会
【第2日目(6月29日)】
▽7:00~朝食
▽8:30~見学会出発
▽9:00~あべのハルカス見学
▽11:00~551蓬莱体験、昼食
▽15:00~新大阪駅解散
【参加費(1名)】
シングル4万5000円、ツイン3万9000円、日帰り(懇親会まで)2万9000円、2次会5000円、見学会1万円
【日本理化学硝子機器工業会について】
理化学硝子機器を製造する専門メーカーのわが国ただ1つの全国組織団体。本部を東京に置き、支部構成は東京、大阪、京都、名古屋、仙台、中国九州―の6支部からなる。