業界団体

「臨時総会」「新年会」を開催【JIMCA】

新任理事と通信理事会を承認

日本・インドネシア医療連携協会(理事長=楠田聡氏、東京都中央区、JIMCA)は、2月12日㈬午後6時から、東京・西新宿の工学院大学ファカルティクラブで「第2回臨時総会」と「新年会」を開催した。

楠田理事長

臨時総会では楠田理事長が議長となり、新たに理事に推薦された似鳥俊明(杏林大学医学部放射線医学教室名誉教授)、三沢彩(東京大学新領域創成科学研究科博士)、吉田勲(メディカルシステムズ代表取締役)--の3氏の理事就任が承認されたほか、理事会を通信方式でも開催できるように定款を改定した。

引き続き、新年会では来賓のインドネシア共和国大使館のトリ・プルナジャル公使、経済産業省ヘルスケア産業課の鈴木裕之係長、工学院大学の佐藤光史学長--の3氏が、それぞれの立場で祝辞を述べた。

このうち、鈴木係長は「インドネシアと日本は歴史的にみても非常に友好な関係を築けている。近年、インドネシアの経済成長は目を見張るものがあり、ヘルスケア分野も大きく変わってきている。感染症疾患が減少し、糖尿病やがんなどの生活習慣が増加傾向にある。へルスケア分野の課題に日本の英知を役立てていただければと思っている」と日本医療の海外展開の促進を呼びかけた。

これを踏まえ、鈴木係長は「医療の国際展開は現地の医療関係者が、その必要性を納得して初めて実現するもので、JIMCAの活動はその役割を果たすものと認識している。今後もインドネシアとの連携を推進し、日本の医療福祉の素晴らしい英知を広めていただきたい」とし、JIMCAのさらなる飛躍を祈念した。

日本とインドネシアの発展を祈念して『乾杯』が行われた

このあと、東京医科歯科大学大学院歯科学総合研究科の川渕孝一教授が〝乾杯〟の音頭をとり、新年会は開宴した。会場では参加した日本とインドネシアの医療関係者が、グラスを傾け、情報交換と親睦を深めながら、両国の一層の発展を誓い合った。ひとときの歓談のあと、マコト医科精機の諸平秀樹会長の〝中締め〟で散会となった。

【「日本・インドネシア医療連携協会」について】
JIMCA(Japan Indonesia Medical Collaboration Association)は、日本が有する英知と先進的医療を通して日本とインドネシアの協力と連携を軸に、医療機関や福祉施設などの質の向上に寄与し、日本とインドネシア両国の健康増進に貢献する活動を行っている。主な事業は、▽医療・保健・福祉分野の普及・啓発事業▽インドネシアの医療従事者の招へい事業▽インドネシアの医療・保健・福祉分野の支援コンサルティング事業--などを展開している。
なお、JIMCAでは「第3回高度医療・医学フォーラム」(テーマ=放射線治療・腫瘍学)を7月21日㈫にホテルムリア(インドネシア・ジャカルタ) で開催する。