業界団体

「2020年賀詞交歓会」開催【医機連】

今年もさらなる飛躍をめざす

盛大に新年の『乾杯』が行われた

日本医療機器産業連合会(会長=松本謙一氏、医機連)は、1月7日㈫午後6時から、東京・大手町のKKRホテル東京で「2020年新年賀詞交歓会」を開催した。賀詞交歓会には関係行政機関からの来賓者をはじめ、医機連を構成する医療機器関連21団体の傘下企業から多くの関係者らが参加し、新年の初顔合わせを行った。

開会にあたり、あいさつに立った松本会長は「当協会は1984年に日本医療機器関係団体協議会という名称で発足。その後、2005年に日本医療機器産業連合会に改称し、昨年、35周年を迎えた。設立当時から比べ、医療機器のマーケットサイズは約1兆円から約3兆円に、会員団体は14団体から21団体に成長した」と医機連の沿革にふれたあと、今後の成長要因として、イノベイティブなハード ・ソフトの開発、海外展開の加速、異業種企業の参入--などを挙げ、医療機器産業のさらなる発展を予測した。

松本会長

また、医療機器産業のめざすべき方向性に言及しては「スマート治療室が開発されたが、それをさらにスマート検査室やスマート病院に発展させていくには、『未来をイメージしてクリエイトする』ことが必要だ。それがスマート産業となり、SDGs(持続可能な開発目標)につながる」とし、実現に向けた産官学の連携強化を呼びかけた。

今年が十二支の最初の子年であることにふれては「一言で『ねずみ』といっても、悪い印象と良い印象がある。世の中、悪いことを考えてもしかたがないので、良い方に考えていきたい。ねずみは五穀豊穣、商売繁盛の神様・大黒様のお使いともいわれているので、しっかり働けば商売繁盛となる。私自身が年男なので、今年が良い年になることを期待したい」と新年のあいさつに代えた。

次いで、来賓を代表して、内閣官房健康・医療戦略室の城克文次長と、厚生労働省医政局の吉田学局長、厚労省医薬・生活衛生局の樽見英樹局長、経済産業省商務・サービスグループの藤木俊光審議官、文部科学省研究振興局の村田善則局長、医薬品医療機器総合機構の林憲一理事--の6人が、それぞれの立場であいさつを行った。

このあと、医機連の新延晶雄副会長が『乾杯』を行い賀詞交歓会は開宴した。会場では参加者らが新年の賀詞を交わしながら懇親を深め合った。ひと時の歓談ののち、医機連の浅若博敬副会長の閉会のあいさつをもって散会となった。