業界団体

販売業、修理業の「継続的研修」【日医機協】

会員ら500人以上が熱心に受講

「継続的研修」会場の様子

日本医療機器協会(理事長=中島孝夫氏、日医機協)は、9月26日㈭午後1時30分から、東京・春日の文京シビックセンター大ホールで、令和元年度医療機器販売業等の営業所の管理者および医療機器修理業の責任技術者のための「継続的研修」を開催した。研修には会員ら500人以上が参加し、各講師の講義を熱心に受講した。

中島理事長

継続的研修の開会にあたり、あいさつした中島理事長は、同継続的研修が平成18年度から実施され、今回で14回目を迎えることを踏まえ「今年は年号も変わり、令和元年にして第1回目の継続的研修とも言えるので、心も新たに望んでまいりました」と述べ、受講者らに継続的研修への参加に対して感謝の意を表明した。

研修内容にふれては「今年も同じ講義を聞かなければならないと覚悟を決めて来られた方々、本当にお疲れさまでございます。どうぞ年1回ですので、頑張っていただきたい。私どもは少しでも飽きないような内容にしたいと奮闘していますが、何分、法令に従った内容を含めなければ修了証を発行できません。今回も講師には東京都の薬事担当者の方や、当協会の医機法委員会の委員が分かりやすく説明させていただきます」と語った。

今後も継続的研修を実施していくことについて「この事業を当協会の重要な使命の1つと捉え、会員企業の皆さまはもとより、多くの医療機器に携わる企業に対しても、お役に立てるよう精進してまいります」とし、同協会事業への変わらぬ支援を呼びかけた。

このあと、講師の品川区保健所生活衛生課の赤木和貴医薬環境衛生担当が『医療機器販売・貸与業の対応等について』、東京都健康安全研究センター広域監視部医療機器監視課の数馬南美医療機器第三区担当が『医療機器修理業の遵守事項等について』、日医機協医機法委員会の薬袋博信委員が『医療機器の不具合報告および回収報告』、日医機協の廣瀬英一理事が『医療機器の情報提供』--をそれぞれテーマに講演した。

このうち、赤木医薬環境衛生担当は医療機器販売・貸与業の許可・申請についてや、医療機器の分類、営業所管理者の要件・義務、管理業務の内容--などを解説。また、数馬医療機器第三区担当は医療機器修理業の許可申請についてや、修理業者の責務、最近発出された通知--などについて説明した。

講演終了後は日医機協の根本裕司副理事長の『閉会あいさつ』のあと、受講者に研修修了証が交付され、継続的研修は終了した。