伊藤達嘉理事長を再任【メディカル共栄会】
「令和元年度通常総会」を開催
医療機器小売業社で組織するメディカル共栄会商業協同組合(理事長=伊藤達嘉氏、東京都文京区)は9月14日㈯の午後、東京・湯島の全国家電会館で「令和元年度通常総会」を開催した。総会では任期満了にともう役員改選を行い理事長に伊藤達嘉氏が再選した。
開会に先立ち石橋理事から、総会成立に関して「組合員20名のうち本日の出席12名、委任状提出4名により成立している」と報告された。
これを受け、あいさつした伊藤理事長は「今回の台風により被害にあわれた方々に心よりお見舞い申し上げ、一日も早い復興を心より願っております。私自身も地元地域の防災員を仰せつかっており、ライフラインが失われた場合一番困るのは何かというと、確かに水、食料も欠くことはできませんが、やはり電力が一番必要不可欠のものではないかという結論が出ております。現代社会において何をするにも電力がないと何一つ動かない状況です。今回の千葉県下での被災地においても、電柱の倒壊により電気が来ないためにライフラインが断絶していることをみても、やはり電力の供給がストップしたことが一番のネックとなっているようです」と述べた。
昨年度に組合で取り組んだ景気対策にふれては「いろいろと施策を進めてきました。本来なら結果を見て判断し、フィードバックするのが経営の基本だと思いますが、結果を見る前に状況が変ってしまっているのが今の組合の現状です。団塊の世代の個人経営者の廃業や、M&Aによる吸収合併など、ここ5年程で急激に組合員が減少しました。これからの組合の存続をかけて1人でも多くの組合員の勧誘を心掛けていきたいと思っており、皆様方にもご協力をお願いする次第です」と語った。
売上目標を6億2000万円に設定
組合の内情については「平成30年度の売り上げ目標額に対し3000万円弱届きませんでした。10月からの消費税増税に苦慮している組合員の方もおられると思いますが、今回の増税前の駆け込み需要については、上げ幅2%ということ、また設備投資に慎重になっているためかそれほど期待できない状況です。今年度の組合売上高は6億2000万円としました。これは、前年度の売り上げ目標額から退会者の実績を差し引いた額となっており、決して達成不可能な数字ではなく、組合員が一致団結して目標を達成していきたいものです」と呼びかけた。
このあと、議長に山本昇相談役を選任し、議長が議事録署名人に本人と渡辺副理事長を指名し、議案の審議に入った。
第1号議案の平成30年度事業報告から第4号議案の令和元年度収支予算承認の件まで、担当役員が報告、説明を行い、各議案とも原案通り可決、承認された。
第5号議案の令和元年度役員選出の件では、石橋理事から新理事6名の所属・氏名が発表された。さっそく新理事らは別室で第1回理事会を開き、互選により理事長、副理事長、専務理事の三役を決定し、新役員体制(下記参照)を発足させた。
メディカル共栄会商業協同組合「新役員」
●理 事 長
伊藤 達嘉(イトウ医科器械)
●副理事長
鈴木 匡(スズキメディカル)
●専務理事
田村 宏(タムラ医療機器販売)
●理 事
芽吹圭一郎(芽吹医療器械店)
小澤 英光(聖医科器械店)
●監 事
上田 良夫(上田メディカルサービス)